【海外生活】ドイツで必要な生活費はいくら?1ヶ月の生活費を公開!

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今回はドイツで必要な1ヶ月分の生活費について書いていきます。

2024年1月現在、ユーロ/円の為替相場は160円前後を行ったり来たりしており、依然として円安ユーロ高になっています。
そんな中、ヨーロッパ圏に赴任するとなると、両替リスクが高すぎますよね…
できれば、最低限の両替をして現地で生活したいところです。

  • 海外赴任で初回の給与が振り込まれるまでの生活費をユーロで用意したいけど、いくら両替すればいいの?
  • 海外赴任の給与で悠々自適な生活なの?
  • ドイツで生活するにはどれくらいのお金がかかるの?

上記の疑問をお持ちの方に向けて、ドイツに赴任して6ヶ月経った現在の生活費について書いていきます。

目次

前提

前提として、私の生活スタイルをご紹介します。
普段の生活ではあまり無駄遣いをせず、旅行でパーッと使ってしまうタイプです。

前提
  • ドイツのデュッセルドルフ近郊の田舎町在住、夫と二人暮らし
  • 車を1台保有、通勤・旅行で使用
  • 食事:外食しない、日本食を控える、お酒を飲まない
  • 旅行:ほぼ毎週末旅行する、旅行先の出費は惜しまない
  • 不要な洋服や趣味の物などは、あまり購入しない

ドイツのデュッセルドルフ近郊の田舎町在住、夫と二人暮らし

州都であるデュッセルドルフから離れた田舎に住んでいます。
娯楽施設は近隣にないのでお金を使うところがありません。

車を1台保有、通勤・旅行で使用

交通の便が悪いので、車は必須でした。
中古車を購入しましたが、車に関しての会社からの補助は無きに等しいので、ローンを2年で組んで返済中です。
ローンに関しては車の値段と返済期間にかなり影響するので、今回の生活費からは省いています。

食事:外食しない、日本食を控える

ドイツに限らずヨーロッパでは2人で夜ごはんを食べると普通のレストランでも1回1万円くらい簡単に飛んでいきます。
インビスと呼ばれるホットドックやケバブなどの軽食でもドイツでは1つ6~8€程します。
なので普段は外食はせず自炊しています。

田舎町なので日本食スーパーなどは近隣になく、地元の人が買い物に行く普通のスーパーを利用しています。
地元のスーパーにもアジア食材の1つとして醤油や日本米は売っていますが、日本よりも高いので滅多に買いません。
加えて、ドイツは硬水地域なので、日本食を硬水で作っても日本で作るより美味しい味にはならないらしいです。
ドイツではじゃがいもとパンが安くて美味しいので洋食ばかり自炊しています。
ポトフとかスープなどの煮込み料理は、硬水の方が美味しく作れるらしいですが、私には違いがわかりません…
なんにせよ結局、地産地消の精神で、その国の食材をその国の調理方法で食べるのが一番安くて美味しいと思っています。

旅行:ほぼ毎週末旅行する、旅行先の出費は惜しまない

ドイツはユーロ圏なので、車があればパスポートチェックなしに簡単に国境を超えることができます。
ベルギー・オランダ・フランスが近い地域なので、嬉々として旅行しています。
基本は土日1~2日の旅行で、美術館や観光地への入場料は惜しまず払います。

旅先でのごはんは、1回の旅行につき1回テーブルサービスのちゃんとした食事をし、その他はB級グルメやデザートを食べる感じです。
例えばベルギーであればワッフルやポテトフライ、オランダであればクロケットやハーリングを昼食代わりに食べたりしています。

またホテル代も馬鹿にならないので、1泊2日の旅行であれば後部座席を倒して平面をつくりそこにマットレスを敷いて車中泊をして節約しています。
2泊以上の場合は流石にちゃんとしたベッドで寝たいし、お風呂にも入りたいのでホテルに泊まっています。

不要な洋服や趣味の物などは、あまり購入しない

ドイツは、人の手が加わっていないものは安いですが、人が加工したものは高いです。
普通の電化製品・服なども人の手が加わっているので、高い物になります。
職人さんの手作りなんかになると、もっと高いです。

日本は良い物が安く手に入るんだなぁと痛感します。
なので、本当に気に入ったものしか購入しません。

ドイツ1ヶ月の生活費を公開

項目金額(€)
食費300
通信費27
電気代168
車の燃料代100
旅行代750
雑費10
合計1,355
ドイツ1ヶ月間の生活費(住居費・車のローン除く、6ヶ月平均)

ドイツでの生活費(6ヶ月間の平均)は以上の様になりました。
内容について詳しく見ていきましょう。

食費

食費は二人分で1ヶ月300€です。
これは、日本での食費とほぼ変わらない結果になりました。
食材はスーパーで週に1回まとめ買いをします。
ちなみにお菓子や総菜(ドイツではあまり見かけないですが)などもあまり買いません。

よく購入する食材の値段は以下の様になっています。
値段はスーパーで販売されているおおよその値段です。
肉類はBIO製品になるともっと高額だったり、パンも町中のパン屋さんで買えばもう少し高くなります。

食材値段メモ
パン1.3~2€ドイツでBrotといわれる大きいドイツパン1つの値段です。
1つで6食分くらいです。
じゃがいも2€1袋2.5kgの値段です。
日本のように小袋では売っていません。
にんじん3€1袋1kgの値段です。
日本のように小袋では売っていません。
玉ねぎ1.7~2€1袋1kgの値段です。
日本のように小袋では売っていません。
牛乳1.6€1リットルパックの値段です。
瓶入り牛乳なんかも普通のスーパーで売っていて美味しいです。
バター1.6€~1つ250gの値段です。
パンを食べるので、消費量は日本での食生活より多くなります。
サイズも種類もたくさんあり、値段もピンキリです。
2.5~3€10個入りパックの値段です。
鶏肉7€1パック400gの値段です。
もも肉はあまり見かけず、胸肉が多い印象です。
豚肉5€1パック500gの値段です。
薄切りにスライスされた肉は通常のスーパーでは売っていません。
牛肉3.5€1パック250gの値段です。
部位によって値段がかなり変わります。
ドイツの食材の値段

ちなみに、日本食材やお菓子などの値段は以下の通りです。

食材値段メモ
醤油6.5€キッコーマンの500mlの値段です。
3€1袋500gです。普通のスーパーで販売されている日本米の値段です。
ただし、日本で生産されたものではないので、日本で食べるものとは味が異なります。
専門店で販売している日本産のものはもっと高いです。
ちなみにタイ米やトルコ料理用、リゾット用など様々なお米が簡単に手に入ります。
ポテトチップス1.5€
板チョコ2€
コーラ1€1本500mlです。
ミネラルウォーター1€1本1.5ℓです。
ドイツ食材の値段2

通信費

通信費は27€でした。

これは、家のインターネット契約分22€と私の個人スマホ通信費5€(1ヶ月1GB)を合わせた金額です。
夫は会社から貸与された携帯を使用しているので、通信費はかかっていません。

私が契約しているドイツの格安SIM、ja!mobilの料金プランや契約方法の詳細は、以下の記事をご覧ください。

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電気代

電気代は1ヶ月あたり168€でした。

日本と比べると、2人暮らしで168€(=約26,000円)はかなり高い印象です。

ドイツでは、毎月一定の金額を電気会社に支払い、年に一度清算をします。
清算では、支払った電気料金に対して、使用した電気が少なければ返金、使用した電気が多ければ追加料金を支払います。

そのため2人暮らしの場合では、たいていの場合電気の使用量はそれほど多くないので、1年間の合計金額は168€×12ヶ月=2016€よりは少なくなり、電気会社から返金があります。
※電気料金の精算をしたところ、2人暮らしの我が家の2023年の1年間の電気代は1300€でした。

車の燃料代

燃料代は1ヶ月あたり100€でした。

車の燃費によりますが、我が家は1ヶ月に2回ほど給油しています。
ガソリンはディーゼルを使用しているのですが、1リットルあたり1.6€ほどが相場です。
ちなみに2022年冬は、ロシア・ウクライナ情勢の影響もあったようで、1リットルあたり1.8€でした。
ガソリン代は平日は安く、土日は高くなり時間帯によっても金額が変わります
グーグルマップでも各ガソリンスタンドのガソリン代やディーゼル代を確認することができますが、私たちはリアルタイムで簡単に料金を確認できるドイツのアプリ(clerver-tanken)をチェックして安いときに給油するようにしています。

旅行代

旅行は1日100€ほどを使用しています。

旅行先は、アムステルダムやユトレヒト、ブリュッセル、ナンシーなど近郊の都市が多いです。
ヨーロッパの観光地の入場料について感じるのは、全体的に日本よりも高いということです。
コロナの時期に値上げした観光地も多いです。

雑費

雑費は、ボディソープとかウェットティッシュなどの日用品をドラックストアで購入しています。

ドイツにはdmという大手ドラックストアがあり、そこに買いに行きます。
dmのプライベートブランドは質もよく安いです。

補足:住居費について

賃貸の料金は、住む場所によって変わってくるので、生活費からは省いています。
補足としては、ドイツの賃貸で提示される1ヶ月の金額は多くの場合、共益費・水道代が込みになっています

実際の生活はどうなのか

ドイツ赴任時に夫が両替したユーロの金額

夫が先に単身でドイツに向かった際は、300€を両替して持っていきました。
一人で1ヶ月間無駄遣いしないで自炊して生活するのであれば、ギリギリ足りるくらいです。
余裕を持ちたいとか、外食メインで生活するのであれば、1人600€ほどあるといいかと思います。

赴任してしばらくたったけど、金銭的にかなり厳しい

ドイツの労働環境は、日本に比べると法律も厳しく、かなり働きやすいです。
例えば、有休休暇は取得が必須で、1年間の間に付与された日数を消化する必要があります。
傷病休暇は別に取得できるので、日本のように熱が出て休むから有休消化するということもありません。
また、上司に「お伺い」を立てる必要もあまりなく、2週間の休みを簡単に取れるのです。
しかし、有休はあるけどユーロがないから、遠方に旅行に行けない…

ということで結局、1度日本から100万円を国際送金して、現在の生活を成り立たせている状態です。

なので、赴任して6ヶ月たった時点でこの記事を書いていますが、車のローンも返済しつつ、暇があれば旅行に躊躇なく行っています。
旅行し甲斐のあるヨーロッパ地域に赴任すると、お金が溜まらないという話はよく聞きますが、これは本当で我が家でもユーロでの貯金がほとんどできていない状態です。
海外赴任して日本に帰ってきたら「家が建てれるくらい貯金ができている」というのは、間違いなく一昔前のお話です。

でも、日本よりも休みが自由に取得でき、色々な国に旅行に行けるというのは、とても幸せだなぁ、とも思います。
これをどう考えるか人それぞれですね。

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