【個人手配で行くクロアチア】トロギル観光には何日必要?実際に旅したルートを公開

クロアチアの城壁に囲まれた小さな島、トロギルは、スプリトからの日帰り旅行にぴったりの街です。
せっかく訪れるなら、効率よく回りながら見どころをしっかり楽しみたいですよね。
今回は、実際に訪れた際の旅行ルートと、おすすめの観光スポットを紹介します。
トロギルとは

トロギルの歴史は古く、紀元前3世紀に古代ギリシャの植民地としてその歩みを始めました。
その後、古代ローマ、ヴェネツィア共和国、そしてハプスブルク家と、支配者が幾度となく移り変わる中で、この街は歴史を育んできました。
そのため旧市街には、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックといった多様な建築様式が今も残されており、その保存状態の良さと歴史的価値の高さから、街全体が世界遺産に登録されています。
アクセス
スプリトからはバスで約30分ほどでアクセスできます。
FlixBusなどを利用すれば、事前にオンラインでチケットを購入することが可能です。
スプリト発の半日ボートツアーなどもあり、こうしたツアーを利用すれば、より手軽にトロギル観光を楽しむことができます。
車で訪れる場合は、こちらの有料駐車場(Google Mapで開く)が近くて便利です。
トロギルの観光に必要な所要時間

トロギル全体の所要時間は、およそ1〜2時間です。
街歩きだけなら1時間もあれば十分だと思いますが、カメルレンゴ城や聖ロヴロ大聖堂を訪れる場合は、2時間ほど見ておくとよいでしょう。
トロギルの観光地おすすめランキング
実際にトロギルを旅行し、おすすめの観光スポットをランキング形式でまとめました。
所要時間も記載しているので、旅行プランを立てる際の参考にしていただければ幸いです。
おすすめ度★★★
聖ロヴロ大聖堂

13世紀から17世紀にかけて建てられた大聖堂です。
そのため、1階はゴシック様式、2階はヴェネツィアン・ゴシック様式、3階はルネサンス様式と、階層ごとに異なる建築様式を見ることができます。
特に正面の門は、イエスの生涯を描いた精緻な彫刻で装飾されており、高い評価を受けています。
所要時間
約30分。
鐘楼に登る場合は、全体で45分〜1時間ほど見ておくとよいでしょう。
注意点
教会の内部は撮影禁止です。
ミサの時間帯など、キリスト教に関連した行事が行われている際は、入場できません。
筆者は早朝にトロギルを訪れたため、朝のミサが終わるのを待ってから入場しました。
聖ロヴロ大聖堂(Katedrala sv. Lovre)
- 住所:Trg Ivana Pavla II, 21220, Trogir Google Mapで開く
- 営業時間:月~土曜 8時00分~18時00分、日曜 12時00分~18時00分
- 入場料:5ユーロ
おすすめ度★
カメルレンゴ城

15世紀のヴェネツィア共和国統治時代に築かれた要塞です。
砦の上からは、トロギルの街並みとアドリア海の絶景を一望できます。
所要時間
約30分。
注意点
「城」という名前ではありますが、実際には入場料を払って城壁に登るだけで、見どころはそれほど多くありません。
時間に余裕があれば立ち寄る程度で十分でしょう。
カメルレンゴ城(Kula Kamerlengo)
- 住所:Obala bana Berislavića, 21220, Trogir Google Mapで開く
- 営業時間:10時00分~18時00分
- 入場料:5ユーロ
実際に観光してみた:トロギル観光 半日のスケジュール

昼からスプリトへ移動する予定だったため、早朝6時にトロギルに到着しました。
この時間帯はまだ観光客の姿もほとんどなく、街は静まり返っています。
トロギルの旧市街は世界遺産に登録されており、街の入口にはその証として世界遺産を示す看板が掲げられています。

トロギルはアドリア海に面しており、港には多くの船が停泊してます。
旧市街のすぐ近くには、新鮮な海産物を扱う市場もあり、朝から活気に満ちていました。

こちらが旧市街へと続く門です。
この門をくぐると、いよいよ旧市街観光の始まりです。
12分

トロギルの数少ない観光スポットのひとつ、カメルレンゴ城へ。
「城」というよりは、小さな砦のような雰囲気で、石造りの重厚な壁が印象的です。
今回は早朝の訪問だったため、内部には入らず、外観を眺めるだけにとどめました。

朝焼けに染まる港とカメルレンゴ城は、とても美しく印象的でした。

聖ロヴロ大聖堂はまだ開いていなかったため、街を散策することに。
細い路地が入り組んだ旧市街は、気の向くままに歩くだけでも楽しい雰囲気です。

散策の途中、路地の先で猫を見かけました。

どこを切り取っても絵になる風景が広がっているのが、トロギルの魅力です。

聖ロヴロ大聖堂の前には小さな広場があり、そこに建つ時計塔の色合いがとても可愛らしく印象的でした。

街を散策していると、雰囲気のいいコーヒーショップ『TINEL』を発見。
カフェラテを注文して、広場でひと休みしました。
トロギルにはお店やカフェが点在していて、気軽に立ち寄れるスポットが多いのも嬉しいところです。

フラットホワイトを注文すると、なんとアイスでの提供。
ヨーロッパではホットがスタンダードなので、少し驚きました。
2分

トロギルに来たら外せないのが聖ロヴロ大聖堂。
正面の門の精巧な彫刻は、見逃すことができません。

入場料には鐘楼への入場料も含まれているので、ぜひ登ってみてください。
頂上からはトロギルの街並みが一望できます。
狭い陸地に密集した赤い屋根の建物群が印象的。
遠くまで広がる景色の中で、街の歴史と美しさを感じることができます。
おわりに
以上がトロギルの観光スポットの紹介でした。
観光の際の参考になれば幸いです。
クロアチアへ旅行するなら、まず『地球の歩き方』を読んでみましょう!
クロアチアの観光地についてザックリ把握することができてとても便利です。

情報量でいうと、世界で最も売れている旅行ガイド『Lonely Planet』の右に出るものはいません。
私も旅行の日程を決めるときは必ず『Lonely Planet』を読んで決めます。

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