【簡単】フランスでスピード違反!罰金の支払い方法を解説

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フランスでスピード違反!罰金の支払い方法

こんにちは、きぬたです。

先週、見知らぬ手紙がフランスから届きました。
開いてみると、スピード違反をしたので罰金を払うように、という支払通知書でした…

フランスのスピード違反って厳しいの?
罰金はいくら?
罰金の支払い方法を知りたい!

この記事では、上記のような疑問を持っている方に向けて、実体験をもとに支払い手順をご紹介します!

目次

フランスのスピード違反について

車-イラスト

制限速度

フランスでは、以下の様にスピードが定められており、制限速度より5㎞/h超過すると、罰金を払うことになります。

道の種類通常時雨天時
高速道路130 ㎞/h110 ㎞/h
中央分離帯で区切られており、片側2車線以上からなる道路110 ㎞/h100 ㎞/h
片側2車線以上からなる道路90 ㎞/h80 ㎞/h
双方向道路、中央分離帯なし80 ㎞/h80 ㎞/h
市街地50 ㎞/h50 ㎞/h
フランスの速度制限(フランス政府公式サイトをもとに作成,2023年5月)

違反した場合の金額

罰金の金額は以下の通りです。

支払期限が3段階で設けられており、支払いが早ければ早いほど罰金の金額が安くなります。
クレジットカードで支払う場合は、支払い通知書が作成された日にちから30日以内・31~60日以内・61日以降で罰金の金額が変わります。
詳細は、以下の表で確認してください。

超過スピード30日以内31~60日以内61日以降
市街地で5 km/h~20 km/h 未満の超過€90€135€375
市街地以外で5 km/h~20 km/h 未満の超過€45€68€180
20 km/h ~30 km/h 未満の超過€90€135€375
30 km/h ~40 km/h 未満の超過€90€135€375
40 km/h ~50 km/h 未満の超過€90€135€375
50 km/h ~の超過最大で€1500最大で€1500最大で€1500
超過スピードと罰金(フランス政府公式サイトをもとに作成,2023年5月)

また、30 km/h以上のスピード違反をした場合は、罰金に加えて免許停止や運転研修、車両の没収などの罰則が科される場合があります。

罰金を手紙に記載されている期日までに支払わなかった場合、支払い期限から45日以内に再度支払いを求める通知書が送られます。
期日までにきちんと支払いましょう。

取り締まりの方法

一般道や高速道路などに計測器が取り付けられており、そこでスピード違反車を取り締まってます。
また、まれにですが警察官によるレーダー監視も行われているそうです。
違反した車があった場合は、計測器のカメラが光ります。
そして、ナンバープレートから情報が割り出され、後日罰金の支払い通知書が運転手に届きます。

日本在住者がレンタカーでスピード違反した場合でも、今回のケースと同じように、日本に帰国後に罰金支払い通知書が手紙で届きます。

より詳しく内容を知りたい場合は、フランス政府の公式サイトで確認することができます。

罰金支払いの流れ

手紙が届く

手紙には、用紙が3枚と封筒が1枚入っていました。
用紙の内容は以下の通りです。

内容物一覧
  • A:支払い通知書(緑色の用紙)
  • B:支払い方法記載用紙(オレンジ色の用紙)
  • C:スピード違反の免除申請書(青色の用紙)
  • D:免除申請書を返送する用の封筒

A :支払い通知書(緑色の用紙)

この用紙には、車の車種や登録情報、どこで何キロ違反したのかなど、詳細に記載されています。
また、罰金の金額や期限を確認できます。

B :支払い方法記載用紙(オレンジ色の用紙)

この用紙では、罰金の支払い方法が記載されています。
支払い方法は以下の通りです。

  • 公式HPでのカード支払い
  • 公式アプリでの支払い
  • 現地のたばこ店または公的機関での支払い
  • 銀行振り込み

一番簡単に支払えるのは、「公式HPでのカード支払い」になります。
アプリでの支払いもやってみようと試しましたが、アプリがうまく動作せず、あきらめました…

C :スピード違反の免除申請書(青色の用紙)

盗難された車がスピード違反を起こした場合や、他人にレンタルしていた場合など、車の所有者は自分だが、運転手が別人だった場合など、不服申し立てしたい場合に、この申請書に記入して、Dの封筒に入れて返送します。

D :免除申請書(不服申立て申請書)の返信用封筒

免除申請書(不服申立て申請書)を使用する場合に、この封筒を使います。
もし使用する場合は、返送先も記載されているので、そのまま返送すればOKです。

罰金の支払いをする

STEP
公式サイトにアクセスする

支払い方法通知書に記載されているホームページ(www.amendes.gouv.fr)を表示します。

HPのトップ画面が表示されるので、支払通知書下部にあった番号を記入し、〈PAYER OU CONSIGNER〉ボタンをクリックします。

  • オレンジ色の支払い方法記載用紙に番号が記載されています。
STEP
罰金の支払いを開始

画面が表示されるので「Effecture un paiement total」にチェックを入れ、支払い金額を確認して〈VALIDER ET PAYER〉ボタンをクリックします。

  • この画面では、違反を認めて罰金を払うか、免除申請書を提出するかを入力します。
    チェック項目の内容は以下の通りです。
    「Effecture un paiement total」=違反を認めて支払う場合にチェックを入れる
    「Regler pour consiger」=免除申請を提出する場合にチェックを入れる
STEP
カード情報を入力

クレジットカード情報を入力し、〈VALIDER〉ボタンをクリックします。

  • 支払いが可能なカードは、VISA・MASTER・カルト・バンケール(フランスの銀行カード)となっていました。
STEP
完了

支払い完了画面が表示されます。

  • 〈CONTINUER〉ボタンをクリックすると、次のページで支払い明細を印刷したりPDFに保存することができます。

番外編:スピード計測器(オービス)の場所を知ることができるアプリ

ちなみに街中や高速道路上の計測器(オービス)をで事前に教えてくれるBlitzer.deといったスマートフォンアプリも存在します。
このアプリを起動して運転すると、計測器(オービス)がある場所で警告音を出して教えてくれるので非常に便利です。

ただし、アプリのダウンロード自体は合法ですが、走行中にアプリを使用することはNGで、もし警察官に見つかってしまうと罰金や減点の対象になってしまうことは理解しておく必要があります。

この記事の趣旨として、アプリの使用を皆様に勧めているわけではありませんのであしからず。

おわりに

フランスの罰金の支払いは、とても簡単ですね。

しかしフランスはドイツやその周辺の国とは異なり、高速道路料金もしっかり取るのに罰金の金額もなかなか高額なので、違反してしまうとかなり落ち込みます。
違反しないに越したことはないですね…

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