ドイツ生活はつらい?実際の体験と克服する方法をご紹介【デュッセルドルフ駐在】

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ドイツ生活はつらい…?海外赴任や留学をする際に多くの人が抱く疑問です。
初めてのドイツ生活は、期待と現実のギャップに戸惑いを覚えることもありましたが、それを乗り越えることで今ではのびのびと楽しい生活を送っています。

ドイツ生活って実際どうなの?
衣食住で日本と違って困ることってある?
人種差別はある?

この記事では、上記のような疑問をお持ちの方に向けて、私の体験を元にドイツ生活のつらさとそれを乗り越えるための克服策についてお伝えします。

目次

気候の厳しさに打ち勝つ!寒さと日照時間の短い季節を乗り切る方法

本を読んでくつろぐ-イラスト

ドイツの冬は寒さが厳しく、日照時間も非常に短いです。
特に11月~2月の時期には曇りか雨や雪の日ばかりで、日照時間は1日2時間以下です。
例えば、東京の12月の日照時間は160時間ほどありますが、ドイツのデュッセルドルフでは40時間しかありません。
あまりにも太陽が出ないので、精神的に落ち込んだり体調を崩す人も出るほどです。
症状としては、以下の様なものがあります。

症状の例
  • なんだかボーっとする
  • やる気が出ない、何もしたくなくなる
  • 頭が痛い

対策としては、運動をすること・ビタミンDのサプリを飲むことです。
ドイツで生活する乳幼児は、日光不足を防ぐためお医者さんからビタミンDのサプリを飲むように指導されるそうです。
ドラッグストアでは、水に溶かすと甘い炭酸ジュースになるタブレット状のサプリが売ってたりもします。
またこの時期には太陽を求めて、休暇を取って天気の良いヨーロッパの南方へ旅行に行く人も多いです。

「寒さ」という観点から話すと、10月~4月までは寒いです。
11月~3月の時期は、しっかりしたダウンジャケットがないと寒すぎて泣きを見ます。
ドイツの住宅は気密性が高いので、家では暖房(ハイツング)をつけることで快適に過ごすことができます。

ちなみに3月半ばに家の暖房システムであるハイツングが壊れたのですが、1週間くらい家の中が極寒で、布団にこもって生活していました。
また4月にハイツングの電源を切ったところ、夫婦二人してしもやけになりました。
ちなみに今記事を書いているのは5月末で、だいぶ天気も安定し暖かくなってきたのですが、未だに家の中では厚手の靴下をはいています。

ドイツ料理はそこまで美味しくない…食事の問題

サラダを食べる人-イラスト

ドイツ料理は基本的に日本人からすると塩味が濃く、量が多いです。
レストランで料理を日本の感覚で頼むと、途中からおなか一杯になり、フードファイトさながらの状態になります。

それに加えて、ドイツでの外食やレストランの料金は非常に高いです。
今では、旅行でベルギー、フランス、イタリアなどを訪れた際に、レストランに行って美味しい料理を堪能しドイツでは「質素な食事」をするようになりました。
ようするにドイツでは、自炊ばかりしています。

完全に主観になりますが、唯一ドイツの外食の中でインビス(軽食スタンド)で食べられるケバブだけはオススメできます。
1つ6~7ユーロ程度で美味しいケバブを食べられます。
ドイツにはトルコ系の方がたくさんいて、インビスもその方々が経営されているので味も本場に近いです。

ちなみに、ドイツのパンは安くてかなり美味しいです。
チェーン展開している普通のスーパーのパンも美味しいところが多いと思います。
知り合いのドイツ人いわく、ドイツのパンは世界で1番美味しい!海外旅行をすると外国のパンのまずさに絶望するそうです。
これに関しては私も同意です。
イタリアに旅行に行ったときに、パンが美味しくなくて、ドイツ人が言ってたのってこういうことか…となりました。

言語の壁に直面!ドイツ語と英語両方の学習が鍵

会議-イラスト

ドイツでの生活において直面する困難は言葉の壁です。
ドイツ語は独特の文法や発音があり、初めて学ぶ方にとっては難しいものです。

しかし、ドイツ語の学習に真剣に取り組むことで、生活の質を向上させることができます。
特にスーパー、ガソリンスタンドの店員さん、自宅に荷物を届けてくれる配送業者の方などは英語を話せないことが多いので、簡単なドイツ語ができるだけでもとても生活がしやすくなります。

とはいえ、日本に比べればドイツでは英語を話せる人も多いので、コミュニケーションの一助として英語を活用することも重要です。
なので、英語とドイツ語どちらも学ぶことがドイツ生活をより楽しくするコツです。

ドイツ語の勉強方法については、下記の記事を参考にしてください。

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孤独感との戦い!
現地のコミュニティ参加で新たな友人とのつながりを築く

ピクニック-イラスト

海外での生活は、家族や友人から離れて過ごす時間が長くなるため孤独感を感じることもあります。
しかし、ドイツの大都市には日本人コミュニティーが存在しているので、それを活用するのも一つの手です。

例えば私の住んでいるデュッセルドルフには、活動が盛んな日本人会がありサークル活動やバス旅行を開催しています。
そのため同じような経験を持つ人々との交流の場が豊富にあります。

その他にも現地のイベントなどに積極的に参加し、新たな友人とのつながりを築くことで孤独感を軽減することができます。

人種差別はある…?アジア人がドイツで生活するということ

結論から言うと、私はドイツで明らかな人種差別を感じたことはありません。
ベルリンなどの東側に行くと、人の感じも冷たく差別も多いと聞きますが…、私が住んでいる町は規模が小さくのんびりとした所なので、住民の方々から優しく接してもらえています。

むしろ人種による偏見がないためか、思いっきりアジア人なのにドイツ語でバンバン話しかけられます。
ドイツ語分からないから、英語で話して!と頼むと、英語で話してくれたり、「じゃあ別の人に聞くわ~」となったりします。
はじめはびっくりしていましたが、割とよくその状況に遭遇します。

また、夫の会社は、様々なルーツを持つ人が働いています。
ドイツで暮らしているけれど、国籍はギリシャやベルギー、トルコ…という具合で、色々な国籍の人がドイツで生活しているということを目の当たりにしています。
差別があまりないというのは、様々な民族を受け入れてきた結果ということも一因としてあるのだと思います。

ちなみに他の駐在員の方に聞いたところ、ヨーロッパの中でも特にドイツは人種差別が少なく、過ごしやすい国だそうで、フランスなどはたまに差別を感じることがあるそうです…。

おわりに

ドイツ生活は初めはつらいことも多いかもしれませんが、それを乗り越えればきっと楽しい生活が待っています。
困難に立ち向かい、異文化を受け入れていくことでドイツでの生活を充実させることができるでしょう。

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