海外赴任前の語学学習 ドイツ語編【超初心者向け】
この記事では、海外赴任で現地の人と一緒に働く赴任者ではなく、それに帯同し現地での日常生活でドイツ語が必要な駐在妻として、私が出国前にやっていたドイツ語学習について紹介します。
ドイツでは日本よりも英語を話すことができる人が多く、ドイツ語がスラスラ話せなくても日常生活にはあまり問題がありません。
しかし、せっかくドイツで暮らすことになったわけですし、マーケットや蚤の市で楽しく買い物をしたり、ご近所さんとあいさつできた方が、より楽しい海外生活ができるはずです。
私は海外赴任に帯同してドイツに行くまで、一度もドイツ語を勉強したことも、興味を持ったこともありませんでした。そんな私が、赴任前どのようにドイツ語を勉強したのかお伝えします。
- 英語圏以外に海外赴任することになった人
- 外国語の学習で何から手を付ければいいかわからない人
- ドイツ語学習でおすすめのアプリや本を知りたい人
赴任前の語学学習について
赴任前になるべくよく使う単語やフレーズを覚え、できる限り勉強していくのが大切です。
到着直後の住民登録手続きに始まり、慣れない場所での買い物などの日常生活はとても疲れます。少しでも知っていることが多いことに越したことはありません。
赴任先が英語圏ではない場合は、過去に全く触れてこなかった言語を学ぶ必要があります。
私の場合、赴任先がドイツだったのでドイツ語の勉強を赴任前に行うことにしましたが、挨拶くらいの知識しかなかったので、本当に単純な単語を覚えることから始めました。
手始めに何から勉強したか
単語を覚える
どんな文章も単語が組み合わさってできているので、とりあえずは単語を覚えていきます。
ドイツ語ともなると知らない単語がたくさんあり、新鮮に感じたりします。一方で、英語と似た単語もあるので少し面白いです。単語帳やアプリを使ってどんどん覚えます。
旅行用の簡単な会話を覚える
あいさつに始まり、「お会計をお願いします」とか「助けて!」とか短くてもこちらの要求を伝えられる最低限の会話です。
旅行用の会話を覚えれば、レストランでごはんが食べられるし、スーパーで買い物ができるし、感謝を伝えることはできるようになります。
数字を覚える
ドイツに限った話ではないですが、私は海外に行くならその国の数字を覚えることがとても大事だと思っています。
数字が分からないと、商品の値段をぼったくられたり、タクシーで運賃をちょろまかされたり、ホテルのルームナンバーが聞き取れなかったり、何時に集合かわからなかったりと、結構生活に影響があります。
数字が分かる・聞き取れるようになればいいことばかりです。
ちなみにドイツでは数字の書き方が日本とはほんの少し違います。役所に提出する書類や、契約書の電話番号などなどに数字を書くことがありますが、ドイツ式の数字の書き方をするだけで、先方のミスを防ぐことができます。これも知っておいて損はありません。
おすすめの学習方法:4選
- アプリ
- 単語帳
- 映画・動画の鑑賞
- 外国語スクール/オンライン語学学習
アプリ
スマホのドイツ語学習アプリは、意外とたくさんあります。
自分に合ったものを見つける方法は、「単語を覚えたい」「文法を理解したい」「日常会話を話したい」といった目的をもって探すことです。
私は「単語を覚える」ためにアプリを使用しています。よく使っていたアプリは以下になります。
Drops
Dropsは単語学習アプリです。単語帳とは異なり、イラストが表示されてそれに合う単語を選んでいく…というような学習方法で、日本語があまり表示されず感覚的にドイツ語が覚えられるところが気に入っています。
基本料は無料です。5分間学習したら10時間待つと次の単語を学習できます。
勉強時間が短いように思えるかもしれませんが、実際にやってみると5分で集中し、継続して学習するのでちょうどいいです。課金をすれば時間制限なく学習できますが、特に課金しなくても十分満足できるアプリです。
語学学習とは少し毛色は違いますが、「Google翻訳」などの翻訳アプリや日独・独日辞書アプリをダウンロードしておくと実生活で役立ちます。
何が書いてあるのかさっぱりわからないレストランのメニューとか、スーパーで売っている日用品の説明などを調べるのにとても役立ちます。
翻訳アプリや辞書アプリはオフラインで使用できるか確認しておきましょう。
単語帳・参考書
単語帳をみて何度も反復練習して知っている単語を増やすことで、日常生活のストレスが少し軽減します。実際に書店で単語帳を開いて自分が覚えやすそうな本を選ぶことが大事だと思います。
ただ、実生活ではドイツ語を読むだけでなく聞く必要があるので、CDなどで単語の発音を聞くことができるものがおすすめです。
アルク キクタンドイツ語【入門編】
大学受験の際にキクタン英語を使用しておりなじみがあったこともあり、ドイツ語を学ぶにあたってもとりあえず「キクタン」シリーズを私は使用しました。
【入門編】では日常でよく使う語彙が456語収録されています。また、数字や年月日・あいさつも入っているのはとても便利です。
CDや対応アプリで音声を聞きながら学習できるところも気に入っています。
キクタンドイツ語に対応しているリスニング用アプリはこちら。
ゼロから始める書き込み式ドイツ語BOOK
アルファベットからはじまって、文法も含め1から丁寧にドイツ語を学ぶ場合は、こちらの本がおすすめです。
映画・動画の鑑賞
「映画」と書きましたが、ドイツ語初心者にはドイツ語映画はほとんどさっぱりわかりません。
私は、あいさつやちょっとした単語くらいしか聞き取れませんでした。
それよりもYoutubeなどで多くの方がドイツ語講座を公開しているので、それを見てドイツ語の勉強をしつつ、そのついでにドイツ文化などを知る機会になっていました。
本当にたくさんの動画があるので、気に入るものを見つけて繰り返し見るのが一番いいと思います。
外国語スクール/オンライン語学学習
上記では、自己学習の方法をお伝えしましたが、自己流で外国語を学ぶのはモチベーションを保ちつつけることがとても難しいです。
実際に私は、自己学習をさぼってしまうことが多々あります。
そうなると、外国語スクールに通うのが手っ取り早いです。
最近はオンラインで行ってくれるところも多いので、活用してみることも手だと思います。外国語スクールでは、マンツーマンで自分の目的や会話スキルに合わせて授業を行ってくれるところもあります。
赴任前の言語に関する不安を払拭するにはとても良いです。
会社によっては赴任者とその家族に語学学習の補助が出る場合がありますので、勤めている会社に問い合わせてみましょう。
まとめ
以上が私の海外渡航前に行ったドイツ語学習の方法です。
色々な方法をご紹介しましたが、自分に合った学習方法でドイツ語を身に着けるのが一番だと思います。赴任先の言語を学ぶことで、海外での生活がより充実したものになるといいですね。
海外赴任が決まったら以下の本を読んで、赴任の準備を始めましょう!
私や夫が海外赴任前に購入したおすすめの本を紹介します。
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