【海外引越し】現地の住宅環境が重要!持っていくべき荷物の選び方

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荷物仕分けのコツ

海外赴任先に何を持っていくのか非常に迷いますよね。

全部を赴任先に持っていけば、仕分けの手間はかかりませんが、輸送費がかさんでしまいます。
しかし、必要最低限のものだけを送り、現地で不足した日用品を購入するとなると、赴任直後の忙しい時期に買い物に行く手間や出費が増えてしまいます。

  • 海外赴任に何をもっていけばいい?
  • 持っていけない物はあるの?
  • 持っていかなくてもいい物ってあるの?

この記事では、上記のような疑問をお持ちの方に向けて、赴任先に持っていくかどうか判断してくためのポイントを解説していきます。

目次

荷物の優先順位を決める

ひらめき-イラスト

目安としては、現在使用している衣類・食器などの日用品を優先して送りましょう。
それ以外の荷物は優先順位を決めて、会社が負担してくれる輸送容量や金額を超えないように調整して、赴任先に送ります。

荷物を仕分けする際に知っておきたい現地の住宅環境

荷物の仕分けで大事になってくるのが、赴任先の住居環境です
例えば、赴任先の住居が決まっていたり、家具・家電の貸与が会社の規定で決まっていたりします。
なので、赴任先でどういったものが支給されるのか把握しておきましょう。

現地の住宅環境に合わせて買い出しをする

現地の情報収集を行っていくと、日本で購入して持っていきたいものがどんどん増えていきます。
買い物リストを作って早めに準備し、船便に間に合うようにすることで、輸送コストを抑えることができます。

赴任時に持っていけない物ー取り扱い禁止品目について

注意-イラスト

取り扱い禁止品目とは、日本の法律により国外への持ち出しを禁じられているものや、赴任先の国の法律で持ち込みを禁止されている物のことです。

例えば、ソーセージなどの加工肉や植物も検疫上の理由で持ち出しができません。
取り扱い禁止品目に関する法律は変更されることがあるので、迷ったら引越し業者に問い合わせましょう。

もし取り扱い禁止品を送ってしまった場合、通関で没収されたり、罰則の対象となることもあります。
詳細は、各国の空港HPや税関HPで確認することができます。

禁止品ではないが持ち込みに制限があるもの

医薬品や化粧品などは容量によって持ち込みが制限されているものや、リチウムイオン電池などは船便では問題ないが航空便で送ることができないというように、輸送方法により持ち込みに制限があります。

具体的な仕分けのポイント!

チェックする-イラスト

家電製品

現地で使用できるものかどうか、電圧などの仕様を確認しましょう。その上で持っていくかどうかの判断をします。

ちなみに電圧が対応していなくても、変圧器を使用することで赴任先で使用できるようになります。
しかし、家電の使用電力(W)が大きくなればなるほど変圧器の値段も高価になり、現地で家電を買った方が安く済むことも…
赴任先でどれだけその家電が必要になりそうかを考えて、持っていくもの、日本に残すものを決めましょう。

荷物の例

変圧器、炊飯器、トースター、ミキサー、電気ケトル、コーヒーマシーン、掃除機、ドライヤー、電気ストーブ、扇風機、アイロン、ゲーム機

私が赴任時に持っていった家電は、扇風機・PS4・電子ピアノ・バリカンくらいです。
このうち、扇風機とバリカンは現地の電圧に対応していなかったので、変圧器が必要でしたが1000円くらいの変圧器があれば問題なく使用できたので持っていくことにしました。
一方で、炊飯器、ドライヤー、アイロン等は現地の電圧に対応しておらず、かつ現地で使用するには50000円ほどの変圧器が必要でした。
現地で購入した方が安いので、どちらも日本に置いていくことにしました。

アイロンについては、現地の気候や文化によっては無くても乗り切れる場合もあります。
私たちも元々ドイツでアイロンを購入することを検討していましたが、結局アイロンなしで生活をしています。
ドイツは1年のうちほとんどの期間で上着やジャケットが必要な気候なため、夫がワイシャツ1枚で外に出る機会が極端に少なかったためです。

ちなみに、夫の会社の駐在員の方々は炊飯器を現地で購入する方が多く、日本に帰国する駐在員が不要になった炊飯器など現地仕様の家電を譲ったりしてくれます。我が家も帰国する駐在員の方から無料で炊飯器をもらいました。

海外での日本で買った家電製品の使い方や変圧器については、こちらの記事で詳しく解説しているので、是非ご覧ください。

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台所用品

使い慣れたものは基本的に持っていきます。
ただし、高価で壊れやすい食器は輸送の際に破損したり、乾燥する地域では漆器がひび割れることもあるので、繊細で壊れやすいものは日本に置いていった方が良いかもしれません。

また赴任先の住居がIHなのかガスコンロなのかは必ず確認しましょう。
IHの場合は、非対応のフライパンなどは日本に置いていくか売却・処分しましょう。

荷物の例

包丁、まな板、フライパン・鍋、カトラリー、食器、箸、しゃもじ、急須

食料品

日本食は多くの国で手に入れることはできると思います。
特に私の住んでいるドイツのデュッセルドルフ周辺では日本人街があることもあり、日本食を手に入れることは難しくはないです。
ただし、日本で購入するより高価なので、必要であれば日本で購入していきましょう。
現地での食生活を調べ、何が手に入りにくいかなど調べておくといいでしょう。

荷物の例

だしの素、ワカメ・昆布、インスタントラーメン・味噌汁、米、醤油、乾麺

私たちは、特に食料品の買い出しをして、赴任先に持っていくことはしませんでした。
ただ、日本で使用していた食料品の余りがあったので、取り扱い禁止品ではないものを持っていきました。

内容としては、食用油、ナッツ、塩、砂糖、スパイス類などです。
ただ、引越し業者に問い合わせたところ、持っていくのに問題はないが、もしかすると没収となる可能性があることや、通関で検閲があった場合食料品が荷物に含まれていると、荷物が届くまでに想定以上に時間がかかる可能性があると、注意がありました。
結局、何も問題なく荷物は届きました!

日用品

ほぼ現地で手に入れることができます。
ただし、海外では手に入りにくいものがあったり、現地で購入できたとしても日本より割高なケースも多いので計画的に必要なものを吟味して、事前に日本で購入することをオススメします。

例えばボディーソープ、シャンプーなどにこだわりがある場合は、事前に日本でまとめ買いしておいて船便で送っておくと安心です。
あとは意外と日本のコンビニやスーパーでもらえるような取っ手付きのビニール袋があまりドイツでは売っていないので、これも日本から持っていけばよかったと思いました。
ちなみに、ドイツで耳かきはめったに売っていません。湿性耳垢タイプが9割を超えるヨーロッパ系の人たちは、耳かきは使わないそうです。

日用品は、予想外のものが現地で手に入らなかったりするので、1つ1つ気になったものをネットで検索していくしかないです。

荷物の例

文房具、耳かき、洗濯ネット、洗濯ばさみ、スリッパ、ボディーソープ、シャンプー

医薬品

使用している医薬品は必ず持っていきましょう。

医者に処方してもらっている場合は、医師に英文の処方箋を書いてもらい、薬と一緒に持っていきます。
常備薬は大量に持っていくと税関でトラブルになる場合があるので、ほどほどにしましょう。

赴任先では、医療保険に入るのできちんと医療を受けることは可能ですし、薬局もあります。
日本と全く同じ医薬品は手に入らないかもしれないですが、赴任期間を全部カバーする量の医薬品を持っていく必要はないと、私は思っています。
現地の生活に慣れるまでの数か月分が目安ではないでしょうか。

ちなみにドイツでは、花粉症の薬としてアレグラなどが普通に販売されていたり、コンタクトレンズは医薬品扱いではないのでドラッグストアやAmazonで処方箋なしで簡単に購入することができます。
現地の医療状況に合わせて、持っていくものや量を決めましょう。

荷物の例

風邪薬、胃腸薬、便秘薬、目薬、塗り薬、コンタクトレンズ

化粧品

普段使い慣れているものを持っていき、無くなったら現地で購入します。
アトピーや肌の弱い方は、使用している化粧品を多めに持っていきましょう。
ただし、化粧品も同じものを大量に持っていくと税関で止められる場合があるので注意してください。

衣類・靴

たいていのものは現地でも手に入ります。
ただし海外だと日本人に合うサイズの服や靴を見つけることが難しい、赴任先に自分の好きなブランドの店舗が無いなどのケースもあります。

私たちはモンベルのヘビーユーザーなのですが、ドイツに店舗がなかったため、結局両親がこちらに遊びに来た際についでにモンベルの下着などを日本から買ってきてもらいました。
事前に日本で買っておけばよかったと反省しています。

荷物の例

靴、サンダル、下着、シャツ・スーツ、気候に合わせた普段着、パーティードレス

書籍

本は重いので、あまり多くを持っていくことはできません。
赴任先やその周辺のガイドブックや、よく読むお気に入りの本を厳選して持っていきましょう。

私は、赴任中に旅行するかもしれない国の「地球の歩き方」や、現地の歴史を勉強しなおしたかったので、歴史関連の本など20冊ほどを赴任先に持っていきました。

海外では日本の書籍があまり売っていない、売っていたとしても割高です。
なのでAmazon Kindleなどの電子書籍を利用するのもオススメです。

家具

現地の住宅環境によって、持っていく家具を決めましょう。
私は、日本から家具は持っていきませんでした。

荷物の例

テーブル、椅子、ソファー、本棚

その他

趣味のものがあれば、赴任先での気分転換や交流に役立つかもしれないので、持っていきましょう。
私は、ずっとやれてなかったペーパークラフトや模型キット、電子ピアノを持っていきました。

海外赴任に行く人に読んでほしい本3選

海外赴任が決まったら以下の本を読んで、赴任の準備を始めましょう!
私や夫が海外赴任前に購入したおすすめの本を紹介します。

引越しの手順や、現地の医療で気を付けること、子どもの学校手続きなどなど、赴任先で生活を立ち上げるまでに『やらなくてはいけないこと』が簡潔にまとまっています。赴任者ももちろんですが、帯同する家族にもおすすめの本です。
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海外赴任先で働く前に読んでほしい、赴任者必読の本です。行動することの大切さ、相手の文化に興味を持つこと、それらがいかに海外赴任で重要なのかがわかります。
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