リスボンで絶対行きたい!おすすめレストラン2選
先日、リスボンを旅行してきました。
ポルトガルの首都ということもありリスボンには、伝統的なポルトガル料理から、現代的なアプローチを加えた創作料理まで、訪れる人々を魅了する美味しいレストランが数多く存在します。
隣国のスペインの美食のイメージが強すぎてあまり注目されないポルトガル料理ですが、スペインに引けを取らない美味しい料理を、スペインよりもリーズナブルな価格で楽しむことができます。
今回は、筆者が訪れたリスボンのレストラン中でも特におすすめのレストランを2件ご紹介します。
リスボンの美味しいレストラン2選
Maçã Verde
サンタ・アポロニア駅目の前にある『Maçã Verde』は、伝統的なポルトガル料理が楽しめるアットホームで素朴なレストランです。
開店とともに地元の常連さんで溢れる店内は、食堂のような雰囲気があります。
ここは、魚料理を始め、素材の美味しさが光るレストランです。
Maçã Verde
- 住所:R. Caminhos de Ferro 1100, 1100-486 Lisboa Google Mapで開く
- 営業時間:月~土曜 12時00分~15時00分/19時00分~23時00分、日曜定休
料理
こちらのレストランでは、一見シンプルに見える焼き魚が驚くほど美味しいです。
オリーブオイルと塩を中心にした控えめな味付けですが、新鮮な魚のふわふわした身が旨みを引き立てており、一度口にすると会話を忘れて夢中で食べ進めてしまうほどです。
ギリシャを訪れた際に似たような味付けの焼き魚を何度か食べましたが、このレストランでの焼き魚は、それらと比べても格別の美味しさでした。
もっと言うと、日本で食べてきた焼き魚と比べても段違いで美味しく、新鮮な魚にオリーブオイルと塩というシンプルな組み合わせで、ここまで美味しくなるのかと感動しました。
さらに、風味豊かなトマトサラダも、オリーブオイル、塩、ビネガーなどで味付けされたシンプルな料理ですが、焼き魚同様に味付けのバランスが絶妙で、あっという間に平らげてしまいました。
魚介料理の質が高く、地元の人々に愛されているのも納得のレストランです。
焼き魚で感動を味わってみたい方、食事を楽しみながら地元の雰囲気に浸りたい方に特におすすめです。
注意点
筆者は開店と同時に入店したのですが、その後、地元の人たちが続々と集まり、すぐに満席に近い状態になりました。
従って待ちたくない場合は、開店と同時に訪れるのがおすすめです。
お店の方はとてもフレンドリーですが、英語はほとんど通じないので、Google翻訳やボディランゲージを活用して乗り切りましょう。
Ofício
『Ofício』は、リスボンの中心部に位置する現代ポルトガル料理を提供するレストランで、ミシュランのビブグルマンにも選ばれた実力派として知られています。
シェフは、バルセロナの名店『Hoja Santa』で修業を積んでおり、その経験が料理に大きな影響を与えています。
特に、一番人気のデザート「バスクチーズケーキ」は絶品で、多くのお客に愛されています。
全体を通じて、ポルトガル近郊でとれる選び抜かれた食材にモダンなアレンジを加えた一皿一皿が、素材の味わいを最大限に引き出しています。
ここの料理は前菜からデザートまでどれも美味しく、ここで食事をするためだけにまたリスボンを訪れたいと感じるほど、印象深いレストランです。
Ofício
- 住所:R. Nova da Trindade 11k, 1200-301 Lisboa Google Mapで開く
- 営業時間:火~土曜 12時30分~15時00分/19時00分~23時00分、日・月曜定休
料理
ヨーロッパでは一人一皿ずつ注文する文化が一般的ですが、こちらのレストランでは珍しく、さまざまな料理をみんなでシェアして食べることを推奨しています。
料理はどれも小ぶりで、「2人で7~8皿を注文して、さまざまなメニューを楽しんでほしい」とお店側が勧めてくれました。
色んな料理をちょっとずつ楽しみたい筆者にとってはこのお店のコンセプトはとてもマッチしました。
店員さんのアドバイスに従って7皿+デザートを注文しましたが、料理はどれも絶品。
特に、海に面した国ならではの新鮮な牡蠣やエビなどの海鮮類は必食です。
生エビは驚くほど甘く、まさに「人生最高」と言えるほどの美味しさでした。
ハムも、一見普通に見えますが、脂がしっかりと乗っているのにしつこくなく、旨みにあふれていてこれまた感動的な美味しさ。
バルセロナやサンセバスチャンでイベリコ豚のハムを食べたこともありますが、それらを超えてくる美味しさでした。
さらに、店員さんが勧めてくれるワインは料理との相性が抜群で、どれもパーフェクトなマリアージュでした。
人気のデザート、バスクチーズケーキも必食です。
濃厚でありながら、口に入れるとふわっと溶ける軽やかさが魅力的で、「人生史上、一番美味しいチーズケーキ」と断言できます。
バスクチーズケーキの本場、サン・セバスチャンで食べたものを凌ぐ美味しさでした。
あまりにも美味しかったので次の日の朝食に食べたいと思い、テイクアウトができるかどうか店員さんに聞いてみましたが、店員さんによると「温度や湿度によって風味や食感が大きく損なわれてしまうので、いろんなお客さんに聞かれるんだけど、毎回テイクアウトは断っているんだ」とのことでした。
テイクアウトができないのは残念でしたが、味にこだわって毎回テイクアウトのお願いを断っている姿勢には好感が持てました。
リスボンに訪れた際には、ぜひ『Ofício』でこの素晴らしい料理を堪能してみてください!
ウェイターさんのホスピタリティ
ポルトガルは国全体を通じて、フレンドリーな方が多い印象でしたが、特にこのレストランのウェイターさんのホスピタリティは特筆すべきものがありました。
まず前菜として数皿を注文をした後、ゆっくりメインを決めようと思っていたところ、「すぐにこのレストランは満席になって、料理の提供が遅くなりがちになるから今のうちにメインまで注文した方が良いよ!」とアドバイスしてくれました。
そこでメイン料理をどれにするか迷っていたところ、「辛いのが好きならこれ」とか「僕のオススメはこれ」などこちらから尋ねなくてもいろいろと提案してくれて、とても助かりました。
おすすめを聞いても「どれもおすすめ」や「人による」と返してくるレストランもある中で、こういった提案はとても嬉しいものです。
またワインの知識がほとんどない筆者にとって、注文した料理に応じてワインを勧めてくれるのもとても有難かったです。
さらに、そこまでワインを飲み慣れていないことを察してか、高額ではないグラスワインを勧めてくれたのも好印象でした。
注文から料理の提供、食事途中の会話まで完璧なサービスにも関わらず、お会計にサービス料が含まれていないことには大変驚きました。
筆者自身、海外では現地の商習慣に従い、半ば義務的にチップを支払うことがほとんどなのですが、人生で初めて「これはチップを払わなければならない」という使命感に駆られ、お会計の10%ほどのチップをウェイターさんにお渡ししました。
ウェイターさんがフレンドリーなのか、チップをもらうことを当たり前だと思っていないからなのかは分かりませんが、帰り際に旦那に軽くハグしていたのも印象的でした。
注意点
人気店のため予約必須です。
筆者が訪れた際には、店先のベンチで席が空くのを待っている人がいたので、予約が取れなかった場合でも、待てば入店できる可能性がありそうです。
おわりに:リスボンに来たら食べてみよう!
以上が、リスボンで実際に訪れてみて本当に美味しかったレストランでした。
リスボン観光の際の参考になれば幸いです。
ポルトガル旅行に行くなら、まず『地球の歩き方』を読んでみましょう!
ポルトガルの観光地についてザックリ把握することができてとても便利です。
情報量でいうと、世界で最も売れている旅行ガイド『Lonely Planet』の右に出るものはいません。
私も旅行の日程を決めるときは必ず『Lonely Planet』を読んで決めます。
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Lonely Planetについては以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある方は読んでみて下さい。
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