【32ヶ国渡航した筆者オススメ】年会費無料!海外旅行保険付帯クレジットカード3選
海外旅行において保険は非常に重要です。
海外で病気になったり、事故にあったりした際には日本よりも高額な費用が請求されてしまいます。
海外旅行中の想定外の出費を最小限にするために、海外旅行保険に入ることを強くオススメします。
この記事では海外旅行保険が必要な理由と、海外旅行保険が付いてくるおすすめのクレジットカードを紹介します。
海外旅行保険に加入すべき理由
海外の治療費は高額になる可能性が高い
日本では公的医療保険制度があるため医療費が高額になることは基本的にまれですが、保険のきかない海外の治療費は高額になるというのは有名な話です。
さらに海外で病院にかかるということは、常備薬や現地の市販薬で対応できるレベルの症状ではない、帰国を待てないほど緊急を要するということを意味します。
つまり、救急車の呼び出しや救急治療が必要なケースが想定されます。
例えばアメリカの場合、救急車の利用だけで400ドルから1,200ドル、さらに救急治療では150ドルから20,000ドルの費用がかかります。
こちらの記事によると宿泊代や薬代も含めると、合計で6,000ドル(約90万円)かかる可能性もあるそうです。
海外療養費制度では不十分な可能性がある
海外旅行中にやむを得ず発生した医療費の一部払い戻しが受けられる公的制度(海外療養費制度)という制度があります。
これは海外旅行保険に入っていなくても、健康保険制度に加入している日本国民であればだれでも利用できる制度です。
しかし、この制度の適用範囲は日本国内で健康保険が適用される治療に限られます。
そのため、この範囲外の治療費については自己負担になってしまいます。
慣れない海外で、しかも緊急を要する病気やケガに苦しんでいるときに、これから受ける治療が日本の健康保険の適用範囲内かどうか確認している余裕なんてないと思います。
しかも仮に保険適用範囲内の治療費であっても全額返金されるわけではありません。
日本で同様の医療行為を受けた場合にかかる治療費を基準にしてその7割が払い戻されます。
例えば、アメリカで6,000ドル(90万円)の治療を行うことになったとします。
同等の治療を日本で受けると半額の45万円だったと仮定すると、45万円から自己負担分3割を差し引いた31万5千円が払い戻されることになり、アメリカで支払った治療費の残り約60万円は自己負担になってしまいます。
海外は貴重品が盗まれる可能性が高い
セキュリティーポーチを使用することなどで盗難のリスクは減らすことはできますが、それでも海外は日本と比較してスリ、置き引き、ひったくり、場合によっては強盗の被害にあう確率が高いです。
利用停止にできるクレジットカードと違って、スマホ、現金、カメラなどは盗まれてしまうと損害を取り戻すことは難しく、保険がなければ泣き寝入りすることになります。
海外旅行保険に加入する方法
保険会社に申込む
海外旅行保険に加入する方法の一つに、保険会社に申し込む方法があります。
保険会社の窓口で申し込む他に、インターネットで申し込みすることができます。
さらに空港には保険カウンターや海外旅行保険自動引受機(自動販売機)があるので、旅行の出発直前に加入することも可能です。
旅行代理店で申し込む
HISなどの旅行代理店で、ツアーや飛行機、ホテルなどを予約する際に合わせて保険に加入することができます。
ツアーによっては海外旅行保険付きのものもあるので、内容をしっかり確認しましょう。
クレジットカードの海外旅行保険付帯機能を利用する
クレジットカードのサービスとして、海外旅行保険が付帯しているものがあります。
保険に改めて申込む必要はないので、気軽に利用することができるので便利です。
また年会費無料のクレジットカードであれば、保険料を払うことなく海外旅行保険を付けることができます。
ただし、クレジットカードを所有しているだけで海外旅行保険に加入できる自動付帯と、旅行費用の一部をクレジットカードで決済するなどの条件を満たすことで海外旅行保険が有効になる利用付帯があるので注意が必要です。
また補償上限は固定されているため、補償額に不安がある場合は海外旅行保険付帯機能があるクレジットカードを複数枚利用したり、補償が薄い部分を補填するために追加で海外旅行保険会社に申込むことをオススメします。
オススメはクレジットカードの海外旅行保険付帯機能
オススメは、クレジットカードの海外旅行保険付帯機能を利用する方法です。
保険料を追加で払う必要がなく、クレジットカードを作成して条件を満たせば保険適用されるためです。
海外旅行保険付帯のクレジットカードを選ぶ際に気を付けること
補償内容はどうか
- 死亡後遺障害
旅行先で死亡したり、後遺障害が残った場合に適用される補償 - 傷害治療費用
旅行先でケガや事故などによる治療が必要な際に支払われる費用 - 疾病治療費用
旅行先で病気による治療が必要な際に支払われる費用 - 賠償責任
ホテルの備品を破壊したり、他人にケガを負わせたなど、旅行先で賠償責任を問われた際に適用される補償 - 救援者費用
旅行先で遭難した際の捜索費用や、現地で入院した際に家族が旅行先の病院に行くための渡航費などの費用 - 携行品損害
旅行先でバッグやスマホ、カメラなどの荷物が盗難されたり壊れた際に適用される補償
海外旅行保険が適用される期間
海外旅行保険が適用される期間のことを「補償対象旅行期間」と言います。
多くのクレジットカードでは3ヶ月となっています。
そのため、留学やワーホリ、海外赴任などで長期で海外に滞在する場合はクレジットカードに付帯する海外旅行保険ではカバーすることができません。
クレジットカードの付帯家族補償
クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、原則としてカード会員本人しか補償を受けることができません。
残念ながら、筆者が調べた限りでは年会費が無料で家族特約があるクレジットカードはありませんでした。
そのため、以下で紹介するクレジットカードではカードの名義人である本人にしか保険が適用されず、お子様などへは保険がかからないことになります。
そのため必要に応じて、別途お子様用に海外旅行保険に加入したり、海外旅行保険が付帯する家族カードを作成したり、家族特約付きのクレジットカードを作りましょう。
おすすめの年会費無料のクレジットカード3選
クレジットカードによっては旅行保険がついてくるカードがあります。
以下でおすすめの年会費無料のクレジットカードを3枚ご紹介します。
エポスカード
エポスカード の付帯保険は以下の通りです。
今回紹介しているクレジットカードの中で、最も補償限度額が高いです。
- 死亡後遺障害:最高3,000万円
- 傷害治療費用:最高200万円
- 疾病治療費用:最高270万円
- 賠償責任:最高3,000万円
- 救援者費用:最高100万円
- 携行品損害:最高20万円
- 補償対象旅行期間:3ヶ月
保険はそもそも、起こる確率は低いけれども、起こったときに高額なお金がかかるケースにかけるものです。
その意味で補償限度額の高いエポスカード はオススメです。
ただし、エポスカード の旅行保険は【利用付帯】となっており、旅行代金(ツアー料金や交通費等、移動に関する代金)をエポスカードで支払うことで旅行保険が適用されることに注意する必要があります。
代表的な例としては、海外旅行ツアー、旅行先に向かうための航空券、空港に向かうために利用した電車・バス・タクシー代、海外で利用した電車・バス・タクシー代などをエポスカード で支払った場合に、保険が適用されるようになります。
カードを発行して、持っているだけでは保険は適用されないので注意が必要です。
エポスカードのその他情報
- 年会費:無料
- 還元率:0.5%
- カードブランド:Visa
筆者のおすすめは、電車やバス代など比較的少額な代金をエポスカード で支払って保険が適用されるようにしておいて、その他の航空券やホテル、現地での食事代などは楽天カードなどポイント還元率の高いクレカや、為替手数料の安いWiseで支払うやり方です。
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リクルートカード
リクルートカードの付帯保険は以下の通りです。
- 死亡後遺障害:最高2,000万円
- 傷害治療費用:最高100万円
- 疾病治療費用:最高100万円
- 賠償責任:最高2,000万円
- 救援者費用:最高100万円
- 携行品損害:最高20万円
- 補償対象旅行期間:3ヶ月
死亡後遺障害:最高1,000万円
エポスカードと比較して海外旅行保険の補償限度額は少ないですが、国内旅行保険(死亡後遺障害保険)がついていることが特徴です。
リクルートカードの旅行保険は【利用付帯】となっており、旅行代金をリクルートカードで支払うことで旅行保険が適用されることに注意する必要があります。
カードを発行して、持っているだけでは保険は適用されないので注意が必要です。
リクルートカードのその他情報
- 年会費:無料
- ポイント還元率:1.2%
※ホットペッパービューティー、ポンパレモール、じゃらんなどのリクルートのサービスを利用する場合は最大で4.2% - カードブランド:Mastercard / Visa / JCB
世界的に普及率が高いのはMastercardかVisaなので、特別な理由が無い方はMastercardかVisaのどちらかのブランドにしましょう。
Tカード Prime
Tカード Primeの付帯保険は以下の通りです。
- 死亡後遺障害:最高2,000万円
- 傷害治療費用:最高200万円
- 疾病治療費用:最高200万円
- 賠償責任:最高2,000万円
- 救援者費用:最高200万円
- 携行品損害:最高20万円
- 補償対象旅行期間:3ヶ月
- 傷害後遺障害:最高1,000万円
- 入院日額:5,000円
- 通院日額:3,000円
- 手術:5万円/10万円/20万円
全体的に海外旅行保険の補償限度額はエポスカード に劣るものの、自動付帯であることが強みです。
エポスカード やリクルートカードと違い、持っているだけで保険が適用されます。
また利用付帯ではあるものの、国内旅行保険が充実していることも特徴です。
Tカード Primeのその他情報
- 年会費:初年度無料
※2年目以降は年に1度カードを利用しないと年会費1,375円(税込み)を支払う必要あり - ポイント還元率:1%
※日曜日に利用すると1.5% - カードブランド:Mastercard
年会費は初年度無料ですが、2年目以降は年に1度カードを利用しないと年会費1,375円(税込み)を支払う必要があるので注意が必要です。
つまり2年目以降は少額も良いので年に1度このカードで支払いをすれば、年会費無料を維持することができます。
カード比較
上記で紹介したクレジットカードを表にしました。
エポスカード | リクルートカード | Tカード Prime | |
---|---|---|---|
海外旅行保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 |
死亡後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 | 最高100万円 | 最高200万円 |
疾病治療費用 | 最高270万円 | 最高100万円 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
救援者費用 | 最高100万円 | 最高100万円 | 最高200万円 |
携行品損害 | 最高20万円 | 最高20万円 | 最高20万円 |
補償対象旅行期間 | 3ヶ月 | 3ヶ月 | 3ヶ月 |
年会費 | 無料 | 無料 | 初年度無料 ※¹ |
還元率 | 0.5% | 1.2% ※² | 1% ※³ |
カードブランド | Visa | Visa/Mastercard/JBC | Mastercard |
最短即日発行 | 申込む | 申込む |
- ¹ ホットペッパービューティー、ポンパレモール、じゃらんなどのリクルートのサービスを利用する場合は最大で4.2%
- ² 日曜に利用すると1.5%
- ³ 2年目以降は年に1度カードを利用しないと年会費1,375円(税込み)を支払う必要あり
カード
海外旅行保険という点で考えると、エポスカード がもっとも手厚い補償内容ということが分かります。
一方で国内旅行も良く行く場合は、Tカード Primeも検討してもいいですが、この中でどれか一つクレジットカードを作成するならエポスカード です。
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また、ポイントの還元率ではリクルートカードが一番高いです。
ホットペーパービューティーやじゃらんなどのリクルートのサービスを利用した場合は最大で4.2%と高還元率なので、作成したクレジットカードを普段から使うのであれば、リクルートカードも作成することをオススメします。
カードブランドについては、世界的に普及率が高いのはMastercardかVisaなので、特別な理由が無い方はMastercardかVisaのどちらを選べば間違いありません。
カードブランドが選べるという点では、リクルートカードがオススメです。
保険内容に不安がある場合はクレジットカードを複数枚作ろう!
1枚のクレジットカードでは、補償内容が不十分と感じる場合は複数枚カードを作っておくと安心です。
死亡後遺障害保険金は、複数のクレジットカードのうち最も高い金額が限度になりますが、それ以外の項目の保険金については複数のカードの保険金額を合算することができます。
例えばエポスカード とリクルートカードを作った場合は、以下の通りの内容にグレードアップします。
エポスカード | リクルートカード | エポスカード + リクルートカード | |
---|---|---|---|
海外旅行保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | どちらも利用付帯 |
死亡後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 | 最高100万円 | 最高300万円 |
疾病治療費用 | 最高270万円 | 最高100万円 | 最高370万円 |
賠償責任 | 最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 |
救援者費用 | 最高100万円 | 最高100万円 | 最高200万円 |
携行品損害 | 最高20万円 | 最高20万円 | 最高40万円 |
補償対象旅行期間 | 3ヶ月 | 3ヶ月 | 3ヶ月 |
最短即日発行 | 申込む |
エポスカード とリクルートカードは両方とも利用付帯なので、旅行代金(ツアー料金や交通費等、移動に関する代金)の決済を両方のカードで行っておく必要があることを忘れないようにしましょう。
おわりに
以上が海外旅行保険の必要性と、おすすめの海外旅行保険付帯の年会費無料クレジットカードについてでした。
海外旅行に行く際は、保険に加入して万が一に備えましょう!
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