【個人手配で行くギリシャ】サントリーニ島観光には何日必要?実際に旅したルートを公開
サントリーニ島と言えば、青いドームに白いギリシャの建物、海に沈む夕日…などなど写真や雑誌などでよく見る景色で有名な場所です。
この記事では、私が実際に3日間かけて周ったサントリーニ島の観光ルートや観光地についてご紹介します。
サントリーニ島の観光に必要な日数
サントリーニ島観光に必要な日数は、2泊3日です。
サントリーニ島はそこまで大きな島ではありません。
しかし特に船を使って移動する場合は、船が欠航になになるリスクも考えると1泊2日など短い日程で組むことはおすすめしません。
また、3日間観光する時間があれば、イアの街を散策したりレッドビーチやアクロティリ遺跡を巡ったりとサントリーニ島の主要な観光地を巡ることができます。
海でのアクティビティに参加したり、ギリシャの島の雰囲気を味わってゆっくり過ごしたい場合は、3泊4日以上滞在するといいでしょう。
サントリーニ島観光 3日間のスケジュール
1日目
フィラからイアまでは街や島の自然を観光しつつハイキングすることができます。
寄り道をしつつトータル4時間ほど歩き続けました。
途中はなかなか険しい坂道・丘越えなどがあったり、火山由来のごつごつした道や小石が多いのでスニーカー必須です。
体力のない方にはお勧めしませんが、カルデラの絶景が見えたりとなかなか楽しかったです。
Lolita’s Geratoにて昼食です。
漁師の方が経営しているようで、捕れたての魚介類をギリシャらしい素朴な味付けで食べることができます。
メニューを見ているとクーラーボックスに入った魚を一匹ずつ説明してくれて、気に入った魚を選ぶとそれを調理してくれるシステムでした。
レストランはイアの崖下に位置していて、帰りは近くの港まで船で送迎してもらえました。
イアの街は観光客が多く、夕日の時間には夕日どころではないくらい人でごった返していました。
街中には猫が何匹もいて癒されます。
Ρόκαにて夕食を食べました。
イアの街は夜も活気があり人が多いので、行きたいレストランがある場合は予約しておくことをオススメします。
2日目
背後にある赤い崖が印象的なビーチでした。
Taverna Glarosにて昼食を食べました。
イカの丸焼きなど海の幸満載です。
屋内施設にある遺跡を見ることができます。
夏に訪問しましたが、空調もなく風通りも良くないので暑かったです。
次に向かうSant Winesまで時間があったので、ピルゴス カリスティスというSant Wines近くにある迷路みたいな小さくてかわいい街を散策しました。
サントリーニ島はワイン造りも盛んにおこなわれているそうで、いくつかのワイナリーがあり、生産されたワインの飲み比べや工場見学、ワインの購入などをすることができます。
3日目
黒砂が印象的なビーチでした。
水の透明度が高いので、魚などをたくさん観察することができます。
フィラに戻って、Kaliya Reimagined Food & Drinksにて昼食。
立地がとてもいいレストランで、カルデラや海に浮かぶフェリーなどを見ながら、ご飯を食べることができました。
フェリーの時間まで少し余裕があったので、フィラの街を散策します。
夏のバカンスシーズンということもあり、かなり混雑していました。
夕方発のフェリーに乗ってクレタ島に向かいました。
サントリーニ島の観光地一覧
イア
イアはサントリーニ島北部に位置する小さな街です。
夕焼けの景色や美しい白い街並みが特徴的で、サントリーニ島を代表する観光地となっています。
街中では青いドームの教会やギリシャらしい白い建物、美しいエーゲ海を見ながら、カフェやレストランで地元の料理を楽しむのに最適な街です。
所要時間
街自体が観光名所という具合なので、街中を散歩しつつお店を見たりカフェに入ったりして時間を過ごす形になります。
人によってまちまちですが、3時間~半日あれば街の雰囲気を十分堪能できると思います。
注意点
サントリーニ島と言えば夕焼けが有名ですが、特に夏はたくさんの人が訪れるので夕日のベストスポットで夕日鑑賞をするのは至難の業です。
眺めの良いホテルやレストランを予約するか、3時間以上前から鑑賞スポットで待機する必要があります。
また昼以降はインスタグラマーでごった返すので、静かなイアを楽しみたい方は早朝に訪れることをオススメします。
イアは建物の壁だけではなく地面も白く塗装されており、太陽の照り返しで夏場は非常に暑くなるので日傘などを持って行き暑さ対策をした方が良いです。
冬季は休業するレストラン・ショップが多いので、観光自体あまりお勧めしません。
イア(Topkapı Sarayı Müzesi)
アクロティリ遺跡
1967年に発見されたアクロティリ遺跡は、紀元前17世紀に起きた巨大な火山噴火によって埋もれた古代都市の遺跡です。
この遺跡は保存状態が非常に良く、住居や公共建築物、道路、その他にも工芸品や陶器が残されていました。
遺跡からは高度な都市計画や建築技術を伺うことができ、古代文明の高い技術を感じることができます。
所要時間
所要時間は1時間ほどです。
この遺跡からは特に貴金属や高価な遺物は発見されていないこともあってか、遺物の展示はほぼないので火山に埋もれた街を見るだけになります。
遺跡や歴史に興味のない人にとっては、1時間もかからないかもしれません。
注意点
アクロティリ遺跡の中で、保存状態の良い壁画や遺物はアテネ国立考古学博物館に展示されています。
そのため、アテネにも行く場合はアテネ国立考古学博物館のアクロティリ遺跡に関する展示も合わせて見学しておくとこの遺跡の凄さがよりわかるでしょう。
アクロティリ遺跡(Ακρωτήρι)
住所:Fira 847 00
営業時間:夏季(4~10月)水曜~月曜 08時00分~20時00分、火曜 08時30分~15時30分
冬季(11~3月)水曜~月曜 08時30分~15時30分、火曜定休
入場料:6ユーロ
レッドビーチ
レッドビーチは、サントリーニ島南部に位置し、その名の通り美しい赤い岩肌や赤みを帯びた砂が特徴のビーチです。
エーゲ海の美しい水と、赤い岩のコントラストが非常に印象的です。
ただし、水の透明度はそこまできれいでも無いです。
また海の中も岩場が多いのでマリンシューズなどで足を保護すると安心です。
注意点
・スニーカー推奨
レッドビーチに行くには、アクロティリのバス停から少し歩く必要があります。
ビーチにアクセスするには岩場を超える必要があるので、ビーチサンダルで行くと足を怪我する危険があります。
なのでビーチまでは可能であればスニーカーで行くことをオススメします。
・進入禁止エリア
ビーチの後ろにある崖は崩れやすいため、ビーチの崖側はロープが張られ、進入禁止になっています。
ロープ内に入ると定期的に見周りに来る係員に追い出されます。
進入禁止のエリアがあることに加えて、夏季はビーチを訪れる人も多いので、混雑しやすくなっています。
夏場にビーチを訪れる場合は、混雑を避けるために早い時間に訪れることをオススメします。
レッドビーチ(Red beach/Κόκκινη Παραλία)
住所:Akrotiri 121 31
カマリビーチ
カマリビーチはサントリーニ島の東部に位置し、黒い砂浜とエーゲ海の青い水が特徴のビーチです。
ビーチ沿いにはレストランやカフェ、ショップなどが立ち並んでおり、地元の料理や飲み物を気楽に楽しむことができます。
夏季には特に多くの観光客で賑わいますが、ビーチ自体が広いので比較的ゆったりとした空間を楽しむことができるのが特徴です。
注意点
ビーチに面した場所にはカフェやレストランが立ち並んでおり、飲食すればビーチパラソルを貸してくれるサービスを行っています。
ギリシャのビーチは、日陰であれば非常に涼しく快適に過ごせるので、長時間滞在する場合はそういったサービスを利用するのもいいですね。
カマリビーチ(Kamari beach/Παραλία Καμάρι)
住所:Kamari 847 00
ワイナリー(Sant Wines)
サントリーニ島はワインを生産するのに適した乾燥した気候に恵まれており、数千年前からワインが作られていました。
サントリーニ島の有名なワインとして挙げられるのは、さわやかな辛口の白アシルティコと、ヴィンサントという琥珀色のデザートワインで、どちらのワインも文化遺産として保護されているアシルティコという白ブドウの品種から作られています。
サントリーニ島では20のワイナリーがありますが、そのうち12のワイナリーが一般公開しており、ワインの試飲やワイナリーツアーを開催しています。
所要時間
ワインの飲み比べをする場合は、2~3時間が必要です。
ワイナリーの工場見学などの場合は、ワイナリーによって所要時間が異なるので各ワイナリーに問い合わせてください。
注意点
行きたいワイナリーがある場合は必ず予約をしていきましょう。
特に夏場はとても人気があるので、当日は門前払いされてしまうこともあります。
私が訪れたSant Winesの場合は、早めに予約すると海が見やすい席になる場合が多いです。
日没の時間は特に人気で予約が埋まりやすいので、日程が決まったら早めに予約しましょう。
また、サントリーニ島のいくつかのワイナリーを周るツアーも開催されています。
ワイナリー巡りに興味がある場合は、以下の様なツアーに申込むと効率よくワイナリーを巡ることができますよ。
以下の記事に、オススメのワイナリーやサントリーニ島産ワインの特徴などを詳しく書いているので、参考にしてください。
時間があるなら船でネア カメニ島やティラシア島へ!
サントリーニ島のすぐ隣にはネア カメニ島やティラシア島という小さな島があります。
特にネア カメニ島は火山島として知られており、トレッキングができたり入江の一部に温泉(日本の温泉よりもかなりぬるく、泥っぽいですが)が湧いていて楽しめることで有名です。
船のツアーが開催されていますが、ツアー所要時間は最低でも3時間は必要なのでサントリーニ島に長期で滞在する場合には、参加してみるといい経験になりそうですね。
サントリーニ島内の移動について
サントリーニ島内の移動は、バスがメインです。
頻度や時間は時期によって変わりますが、夏季はバスの本数も多く観光地はバスが網羅されているので、バス移動で困ることはほとんどないと思います。
金額も良心的で、上記3日間の行程でバス代は2人合計34ユーロ、つまり1人当たり17ユーロ(約2720円)でした。
その他の注意点としては、運賃は現金払いのみなので現金を用意しておくのを忘れないようにしましょう。
おわりに
以上がサントリーニ島の観光ルートについてでした。
旅の参考になれば幸いです。
ギリシャ旅行に行くなら、まず『地球の歩き方』を読んでみましょう!
ギリシャの観光地についてザックリ把握することができてとても便利です。
情報量でいうと、世界で最も売れている旅行ガイド『Lonely Planet』の右に出るものはいません。
私も旅行の日程を決めるときは必ず『Lonely Planet』を読んで決めます。
日本語版は無いのが残念ですが、問題ありません!
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Lonely Planetについては以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある方は読んでみて下さい。
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