旅行好きが徹底レビュー!マムート セオン トランスポーター25は小型バックパックの最適解?

筆者は海外旅行では、スーツケースを使わず、機内持ち込み可能なサイズのバックパックと小さなショルダーバッグでの旅行を推奨しています。
これまでの記事では長期旅行向けの大型バックパックを紹介してきましたが、今回は4泊程度の国内外旅行に最適なモデルとして、マムート(Mammut)の「セオン トランスポーター 25」を紹介します。
こちらは、以下のようなバックパックを探している方におすすめです。
- 耐久性に優れたアウトドアメーカーのバックパックを探している方
- 旅の荷物を機能的に整理したい方(汚れた服やPC・書類などの専用スペースが欲しい)
- ビジネスでも使えるスタイリッシュなデザインを求めている方
1週間以上の長期旅行には大きめのバックパックを、4泊以内の旅行にはやや小さめのバックパックを使い分けると便利です。
今回は、実際にセオン トランスポーター 25を何度も旅行で使用している筆者が、このリュックの良い点と気になる点を正直にレビューします。
リュック選びの参考になれば幸いです。

マムート(Mammut)とは
マムート(Mammut)は1862年にスイスで創業した、160年以上の歴史を持つアウトドアブランドです。
長年にわたりアウトドア業界で培われた高い機能性を備える一方で、スイスブランドらしいシンプルで洗練されたデザインも特徴としています。
セオン トランスポーター 25の基本情報

- 容量:25L
- 重量:990g
- サイズ:高さ46.7cm × 幅30.5cm × マチ14.5cm
- ポケット数:4(内ポケットを除く)
- 素材:840Dナイロン、ポリアミド
セオン トランスポーター 25の容量は25Lで、余計な荷物を持たない場合、4泊程度の旅行まで十分対応できるサイズです。
一方で、旅行先でお土産を多く購入する場合にはやや物足りなく感じるでしょう。
その場合は、旅行最終日にまとめて購入し、エコバッグなどに入れて手持ちで持ち帰るといった工夫が必要です。
メインのポケットは4つですが、内ポケットや仕切りも充実しており、荷物を種類ごとに整理しやすくなっています。
セオン トランスポーター 25の特徴


メイン収納部


スーツケースのように大きく開き、数日分の着替えを楽々収納できます。
トレーナー5枚とチノパン一枚を入れてもまだスペースに余裕があります。
またメッシュ生地の内ポケットが2つあり、洗面グッズの収納に最適です。

さらにシューズポケットも備わっていますが、実際に靴を入れると収納部を大きく圧迫するため、汚れた衣類や薄手のサンダルを入れるのに適しています。
上部の収納ポケット


上部の収納ポケットは貴重品用コンパートメントになっており、ジッパーには簡易ロック機能が搭載されています。
ロック機能があるからといって、旅行中に財布やパスポートなどの貴重品をリュックに入れるのは危険なので、鍵・充電器・変換プラグ・イヤホンなど小物の収納に使うと便利でしょう。
貴重品はセキュリティポーチに入れると安心です。

またジッパーは防水仕様なので、急な雨でも安心感があります。
背面コンパートメント

ノートパソコンやタブレット、書類などを収納することができます。
収納スペースの底とバッグの底には約5cmのバッファーがあり、地面に直置きしてもパソコンに衝撃が直接伝わりにくい設計になっていて安心です。
こちらも防水ジッパーが採用されており、多少の雨ならPCを保護できます。
セオン トランスポーター 25はスタイリッシュなデザインのため、旅行だけでなくパソコンを持ち運ぶ通勤や出張といったビジネスシーンにも適しています。
外側のジッパーポケット

前面には大きめのジッパーポケットがあります。
厚みのあるものを入れるとリュックの形が崩れてしまうため、帽子・手袋・タオル・薄手のカーディガン・折りたたみ傘などのかさばらないものを入れると良いでしょう。
こちらもジッパーは防水仕様です。
防水性と耐久性
リュック全体を覆うポリアミド生地は防水性が高く、多少の雨なら内部が濡れる心配はほとんどありません。
汚れも拭き取りやすいのが特徴です。
ただし完全防水ではないため、強い雨や長時間の雨の場合は浸水の可能性があります。
自立する安定感

底面が広くしっかりした作りで、床に置いても倒れにくい設計です。
荷物をおいて、上部のポケットなどからスムーズに荷物の出し入れができます。
狭いホテルの部屋でも立てて置けるため、省スペースで使いやすい点も魅力です。
重さを感じにくい設計
アウトドアメーカーならではの設計で荷重が分散され、体感の重さを軽減してくれます。
背面やショルダーストラップはクッション性があり、快適な背負い心地をサポートしてくれます。
調節紐まとめバンド


リュックの余った調節紐はぶらついて邪魔になりがちですが、セオン トランスポーター 25には伸縮性のあるバンドが付属しており、紐をすっきりとまとめることができます。
細部まで使いやすさに配慮された設計です。
トロリースリーブ

筆者自身はスーツケースで旅行しないので利用経験はありませんが、スーツケースの持ち手部分に通して一体化できるトロリースリーブも備わっています。
出張やビジネス利用の際に便利な機能といえるでしょう。
購入前に知っておきたい注意点
背負い心地は完璧ではない
四角い形状ゆえに収納力や床に置いたときの安定性には優れていますが、それゆえに背中にぴったりフィットするわけではありません。
ただし特別背負い心地が悪いというわけではなく、旅行やビジネス利用で通常使う範囲であれば、気にならないレベルです。
サイドポケットがない
リュックの側面に水筒や折りたたみ傘を収納できるサイドポケットがないのは残念な点です。
しかし、そのおかげでセオン トランスポーター 25はビジネスシーンにも適した、スタイリッシュで洗練されたデザインを保っています。
機能性を取るか、見た目を取るかで評価が分かれる部分と言えるでしょう。
底面の防水性が弱い

リュックの底には防水性の高いポリアミド生地が使われていないため、濡れた地面にそのままリュックを置くと内部に浸水する可能性があります。
わざわざ濡れた地面にリュックを置くシチュエーションは少ないと思いますが、少し気になる点ではあります。
セオン トランスポーター 25のおすすめポイント

良い点
- メイン収納スペースは大きく開く設計で、荷物の出し入れがしやすい
- 上部は貴重品用コンパートメントになっており、ジッパーには簡易ロック機能が搭載
- PC用コンパートメントがあり、PCやタブレットを衝撃から守るパッド付
- リュック全体を覆うポリアミド生地は防水性が高い
- 底面が平らになっており、リュックを床に置いた際に自立する
- アウトドアメーカーならではの設計で荷重が分散され、体感の重さを軽減
- その他、調節紐まとめバンドやトロリースリーブ、防水ジッパーなどあり
悪い点
- 背負い心地は完璧ではない
- サイドポケットがない
- 底面の防水性が弱い
使い勝手もデザインも2万円代のバックパックとしては十分です。
こちらの様なバックパックを探している方には、セオン トランスポーター 25がオススメです。
- 耐久性に優れたアウトドアメーカーのバックパックを探している方
- 旅の荷物を機能的に整理したい方(汚れた服やPC・書類などの専用スペースが欲しい)
- ビジネスでも使えるスタイリッシュなデザインを求めている方
おわりに:その他おすすめの旅行用バックパック

以上が、セオン トランスポーター 25の紹介でした。
4泊ほどの短期間の旅行であれば、このバッグが最もおすすめしたいバッグです。
その他の旅行用のオススメバッグは以下の通りです。
街歩き用に最適なショルダーバッグ
街歩き用に私がおすすめするカバンは、アークテリクスのマンティス2です。
使い始めて2年ほど経ちますが、体にフィットし荷物も取り出やすいという点でずば抜けて使い心地がいいです。
これまでに様々なショルダーバッグを使用してきましたが、マンティス2を使うようになってから、街歩きの際にカバンの位置がズレたりすることもなく、ストレスフリーで旅行に集中できるようになりました。

1週間以上の長期旅行にオススメな機内持ち込み可能なバックパック
1週間以上の旅行になると40L以上の容量が欲しいところ。
Gregory コンパス40は、2万円台のバックパックのなかでも非常に優れたバックパックです。

より安価なバックパックや軽いバックパックを探している場合は、Cabin Zero CLASSIC 44Lが比較対象として挙げられます。

また、より高品質・高性能なバックパックを求める場合、用途に応じて選択肢が変わります。
背負い心地や収納の使い勝手を重視するなら、Cotopaxi Allpa 35L、長時間の移動や歩行を想定するなら、Osprey ファーポイント 40Lも選択肢に入れてみることをおすすめします。
当ブログが推奨する、海外旅行におすすめの機内持ち込み可能なバックパックはこちらです。
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おすすめ度 | ||||||
長所 | ショルダーストラップを簡単に収納できる 35Lから45Lまで拡張できる 小分け用の収納ポケットが十分にある | 内部と外部にある圧縮ストラップで荷物をコンパクトにできる 重い荷物でも快適に持ち運べる 小分け用の収納ポケットが十分にある | 最高のショルダーとヒップベルトのおかげで、重い荷物でも快適 内部と外部にある圧縮ストラップで荷物をコンパクトにできる | スーツケースのようにラウンドジッパー開閉式でメインコンパートメントにアクセス可能 内部に仕切りがあり、整理整頓できる ウエストベルトが収納可 | PC用コンパートメントがあり、PCやタブレットを衝撃から守るパッド 底部には、シューズコンパートメントを配置 メイン収納スペースは大きく開くようになっており、荷物が整理しやすい | 本体重量が760gと軽量 容量40L前後のバックパックの中では低価格 耐久性・耐水性のある素材 |
短所 | 取り外し可能な胸ストラップが外れやすい | 満杯に詰めると機内持ち込みサイズをオーバーする可能性がある | すぐに取り出せる外部ポケットが無い 細かな収納ポケットがほぼない 床に置いた時に自立しない | 内部にメッシュの仕切りがあり、自由に荷物が詰められない PC用スリーブは頑丈ではない | 長時間歩いたりする場合は、オスプレーのファーポイント 40L等の方が良い | 荷物を大量に入れるとカバンが膨らみ変形する |
背負い心地 | 最高 | 良い | 最高 | 良い | 良い | 悪い |
使いやすさ | 最高 | 良い | 普通 | 最高 | 良い | 微妙 |
デザイン | 落ち着いたデザイン | 普通 | 普通 | 特徴的でおしゃれ | 普通 | シンプル |
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