ドイツの美しい街、モンシャウを満喫する【デュッセルドルフ日帰り旅行】
ドイツ人からも人気の観光地、美しい街並みが印象的なモンシャウ!
ここでは300年前の家が立ち並ぶ街の散策を楽しんだり、ハイキングをして美しい景色に癒されたりと、とても印象深い体験ができます。
これまでに私がドイツで訪れた都市の中で、一番のお気に入りです。
モンシャウに行こうと思ったけど、「アクセスは?」「どんな観光地なの?」などなど疑問がありますよね。
今回は、モンシャウ観光に役立つ情報を紹介します。
モンシャウについて
モンシャウはどこにあるの?
モンシャウ(Monschau)は、ドイツ西部にあるアイフェル自然公園(Nationalpark Eifel)の北側に位置しており、デュッセルドルフ(Düsseldorf)からは南に約110㎞の山間部にあります。
アクセス
モンシャウへは、車で行くか電車とバスを乗り継いで行くかになります。
しかし、バスと電車で行く場合、デュッセルドルフ中央駅からだと3時間ほどかかるため、車で行くことをお勧めします。
車の場合はデュッセルドルフから1時間30分程度で行くことができます。
所要日数・時間
モンシャウの街自体はとても小さいので、5時間ほどあれば大体散策できてしまいます。
ただ、ハイキングをじっくり楽しみたい方や、現地の人たちと同じようにテラスで日向ぼっこをしながらのんびりしたい、自然を満喫したいという方は、1泊するといいかもしれません。
モンシャウでやるべきこと4選
- アルトシュタットの木造りの家・街並みを散策する
- 赤の家博物館(Museum Rotes Haus Monschau)を訪れる
- モンシャウ城(Burg Monschau)を探検する
- モンシャウ周辺をトレッキングする
アルトシュタットの木造りの家・街並みを散策する
街は約300年前の木造家屋が保護されており、当時の雰囲気を残したままの家々が立ち並んでいます。
また街の中をルール川が流れており、その流れを見ながら食事を楽しんだり、ショッピングしたりするのもいいですね。
赤の家博物館(Museum Rotes Haus Monschau)を訪れる
赤の家博物館(Museum Rotes Haus Monschau)は1752年に織物メーカーの社長で商人でもあったヨハン・ハインリヒ・シャイブラーによって建てられた邸宅兼オフィスを、博物館として公開しています。
この美しい建物は、ロココ様式などの美しい調度品で飾られ、当時モンシャウで生活していた上流階級の生活を垣間見ることができます。
また旧オフィス部分には、さまざまな装飾が施されたデザインが計6,000点掲載された2冊のオリジナルの生地見本帳などが展示されており、当時ヨーロッパ全土で取引されていたモンシャウ産の生地について学ぶことができます。
赤の家博物館(Museum Rotes Haus Monschau)
営業期間:
4月1日~11月30日
営業時間:
火曜日~日曜日:午前10時~午後1時、午後2時~午後5時
入場料金:
大人 €5.00
学生 €3.00
モンシャウ城(Burg Monschau)を探検する
モンシャウ城は13 世紀初頭に建設されたもので、難攻不落の要塞として存在していました。
しかし、1543 年に皇帝カール 5 世によって占領されたり、一時フランスが保有する時期もあり、要塞として使用されなくなった1800年代には廃墟と化しました。
20世紀に入り、修繕と保護が行われるようになり、観光客が訪れるようになりました。
城内は、現在ユースホステルとして利用されているので、建物内部を見学することはできません。
しかし、街の素晴らしい景色を眺めに行ってみる価値はあるでしょう。
モンシャウ城(Burg Monschau)
営業時間:
年中無休
入場料金:
無料
モンシャウ周辺をトレッキングする
モンシャウ周辺はハイキングコースが整備されています。
ぜひ、街中の案内看板をたよりにトレッキングしてみましょう!
街の周辺は小高い丘になっており、ハイキングコースをたどっていくとモンシャウを一望できます。
また、街から少し離れるとあっという間に自然の中です。
川のせせらぎを聞きながら、森林浴を楽しむことができます。
ただし、ハイキングコースによっては全長15㎞など、けっこうしっかり歩く必要があるものもあるので注意してください。
ハイキングコースのマップはモンシャウの公式サイトで検索・ダウンロードができます。
活用してみて下さい。
モンシャウの食事・おみやげ
食事
モンシャウは小さな街ですが、カフェやレストランが多くあるのでお店探しに困ることはありません。
街の中心部にある小さな広場では、昼間からテラス席でビールを飲みつつ談笑する人々であふれています。
おみやげ
プリンテン
プリンテンは、スパイスとはちみつをたっぷり使った素朴な焼き菓子です。
モンシャウからほど近いアーヘンの名物として知られていますが、モンシャウでも多くのカフェやパン屋で作られています。
お店によって、様々なプリンテンが販売されているので、色々試してお気に入りを見つけてみてはいかがでしょう?
マスタード
モンシャウのおみやげ屋やパン屋さんでは、かわいいビンに入ったマスタードを販売しています。
このマスタードは地元の名産品で、特にモンシャウにある100 年以上の歴史を持つマスタード工場(Senfmühle Monschau)で生産されたものが有名です。
工場に併設しているマスタードショップに行くと、19 種類もあるマスタードから好み味を選んで購入することができます。
またここでは、その製造過程を見学することもできるので、時間に余裕がある方は訪れてみるといいでしょう。
モンシャウのお役立ち情報
駐車場
モンシャウの街には公式駐車場が6ヶ所あります。
料金は1時間当たり€2.00、1日最大€7.00です(2023年5月時点)。
ほとんどの観光客が車で訪れる場所なのに、良心的な駐車料金ですね。
また、モンシャウへ向かう道の途中には、無料で縦列駐車が可能な場所が何ヶ所かあります。
GoogleMapでも表示されないことや、駐車スペースも少ないため、当日モンシャウに訪れた際に運よく空いていれば利用してみる価値はあります。
観光案内所
モンシャウの街中には、観光案内所が1か所設置されています。
ここでは、アイフェル自然公園の散策マップを1つ2€で購入することができます。
モンシャウだけに特化した情報はあまり入手できませんが、アイフェル自然公園も一緒にハイキングをする方は、ここで情報収集すると良いでしょう。
Monschau-Touristik GmbH
営業時間:
10:00~13:00、13:30~16:00
休業日:
なし
モンシャウ内の移動手段
モンシャウは小さな街なので、徒歩で十分です。
街の端から端まで30分で歩くことができます。
のんびり景色だけ楽しみたい方は「シュタッドバーン・モンシャウ(Stadtbahn Monschau)」という約35分間で市内の観光名所を回ることのできるトラムを利用してみましょう。
詳細情報は、下記公式HPでご確認ください。
シュタッドバーン・モンシャウ(Stadtbahn Monschau)
営業期間:
4月~10月頃
料金:
大人 1 人 (1 往復) €9.00
ファミリーチケット (大人2名と18歳までの子供2名) €20.00
※18歳までの子供を追加するごとに5.00ユーロ
モンシャウへ行く際の服装
モンシャウは一年中訪れることができます。
街歩きだけの場合は、普段通りの服装で安全に探索できますが、ハイキングをする場合は歩きなれたスニーカーやトレッキングシューズがある方が安心です。
また、冬はとても寒いのでしっかりとした防寒対策を行う必要があります。
比較的雨が多い地域ではあるので、訪れる際は天気予報を確認してしっかり準備しましょう。
モンシャウへ行く時期
モンシャウの観光地やトラムなどは、冬の時期(11月~3月)まではほとんどが休業しています。
また、ハイキングや街の散策を楽しむのにも冬の期間は避けた方が無難です。
ただし、12月にはクリスマスマーケットが開催されています。
そのため、冬はクリスマスマーケット目当てに訪れるのもアリかもしれません。
おわりに
以上がモンシャウの観光情報でした。
とても素敵な街並みで、雰囲気もよいので街や緑の中を散策したり、テラスで食事したりしてゆったりとした時間を満喫してみてください!
ドイツ旅行に行くなら、まず『地球の歩き方』を読んでみましょう!
ドイツの観光地についてザックリ把握することができてとても便利です。
情報量でいうと、世界で最も売れている旅行ガイド『Lonely Planet』の右に出るものはいません。
私も旅行の日程を決めるときは必ず『Lonely Planet』を読んで決めます。
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