海外赴任前にやるべき準備を解説!

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今回は海外赴任を受諾した後の準備について解説していきます。

まず海外赴任の承諾をした後、赴任者と同行する家族は健康診断を受診します。
この健康診断の健診結果に問題なければ、会社から海外赴任の内示が出ます。
この辞令がでるのが一般的には赴任日の3か月前になるので、多くの海外赴任者は約3か月間で様々な準備をする必要があります。

ただ、私たちの場合は正式に赴任が決まったのは、渡航の2か月前でした。
かなりあわただしく準備をしたので、今考えるとこうすればよかったなぁ…ということもたくさんあります。

実際の経験を踏まえた、海外赴任準備についてみていきましょう。

目次

パスポートやビザ・渡航許可書の取得

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海外に行くためには、必要なビザや渡航許可書を取得する必要があります。目的地の国や地域によっては、申請や手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって取得するようにしましょう。

ドイツの場合は、パスポートのみで入国し、その後に滞在許可証といういわゆるビザを発行してもらう流れになります。なので、日本で事前に用意できる書類や写真は用意して、ドイツに入国します。

フライトの手配

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フライトの日程や到着時間を考慮して、移動や宿泊の手配も行っておくとスムーズです。
多くの場合、会社が手配してくれるかと思いますが、出発日が確定したら早めに手配しておきましょう。

航空会社の海外赴任サービス

ANAやJALを利用する場合、チケットの種類によってはANA赴任コンポJAL赴任プランという海外赴任時に利用できるサービスがあります。機会があれば利用してみましょう。

事前に空港に荷物を無料で運んでくれるサービスや、空港近くのホテルに宿泊できたり、変圧器などをもらえたり…といったサービスを受けることができます。

その他にも、私たちの赴任時は通常のフライト分に追加で1人あたり5000マイルが付与されるという特典もありました。

現地での生活に必要な準備

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赴任する国の気候や文化、言語などについて事前に調べ、必要な物品や服、生活用品を用意しておくことが大切です。

特に海外では手に入りにくいものがあったり、現地で購入できたとしても日本より割高なケースも多いので計画的に必要なものを吟味して、事前に日本で購入することをオススメします。

例えば、ボディーソープやシャンプーなどにこだわりがある場合は、事前に日本でまとめ買いしておいて船便で送っておくと安心ですし、海外だと日本人に合うサイズの服や靴を見つけることが難しかったり、赴任先に自分の好きなブランドの店舗が無いなどのケースもあります。

私たちはモンベルのヘビーユーザーなのですが、ドイツに店舗がなかったため、結局両親がこちらに遊びに来た際についでにモンベルの下着などを日本から買ってきてもらいました。
事前に日本で買っておけばよかったと反省しています。

海外赴任に際しての持っていくものの選び方のコツについてはこちらの記事でも紹介していますので、是非ご覧ください。

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その他にも、現地のスマホなどの通信手段や銀行口座などについても調べ、可能であれば準備したり、現地の語学を学んでおくとより良いです。

夫の会社の制度で、帯同する家族の語学学習にも補助金が出る制度があったので、私はこの制度を利用してドイツ語を勉強しました。
ドイツ語教室ではドイツ人・ドイツ語圏の先生と話す習慣ができたので、赴任前準備としてはとても良かったです。

また、その国に関する本や漫画、実際に生活している人のブログやYouTubeなどを見るというのでも海外生活のイメージができるので、目を通しておきましょう。

ドイツで生活したり、働く前に読んでほしいおすすめの本については以下の記事にまとめたので、参考にしてください。

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生活費の準備

海外赴任には、現地での生活費や住居費、医療費などが必要になるため、それらを事前に把握しておきましょう。
現地での生活立ち上げの際に現地の給与だけでは不足することもあります。
その際は、国際送金ができるように準備しておきましょう。

  • 赴任先で支払われる給与の金額を確認
  • 生活を始める際に必要な金額を計算
  • 1か月にかかる生活費を計算
  • 現地給与が振り込まれるまでに必要な金額を、現地通貨に両替し赴任時に持っていく。
    多額の資金が必要な場合は国外送金できるようにしておく。


クレジットカードが普及している国に赴任する場合は、クレジットカードを使用して初回給与振り込みまで乗り切るのもいいですが、両替レートが不明瞭だったり、両替手数料が都度発生するのであまりお勧めはしません。

ドイツではスーパーでは特に問題なくクレジットカードを使用できるのですが、安いB級グルメ(インビス)のお店や地元密着型のお店、屋台などでは使用できないこともまれにあるので、自炊が苦手な方はそのあたりも考慮して生活費を計算すると良いと思います。

ドイツで必要な生活費については、下記記事を参考にしてください。

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会社の制度で先に現地通貨で給与や赴任手当が支給されるかどうか、確認しておくといいでしょう。
夫の会社はそういった保証はしてくれなかったので、自分たちで為替リスクを負うことになります。
投稿日現在は円安なので、思っている以上に財布が痛いです。

仕事やビジネスに必要な準備

目的地の国のビジネス習慣やマナーについて学び、必要な書類やビジネス文化について理解しておくことが重要です。
また、現地のビジネスパートナーや同僚とのコミュニケーションを円滑にするため、言語や文化の研修も受けると良いでしょう。

会社で事前研修を行ってくれたり、夫の会社の場合は赴任経験のある人から話を体験談をきいたり相談できる場を設けてくれるという制度などもありました。

また、海外赴任関連の本もあるのでいくつか目を通しておくと、赴任後のモチベーションがかなり変わります。

海外赴任先で働く前に読んでほしい、赴任者必読の本です。行動することの大切さ、相手の文化に興味を持つこと、それらがいかに海外赴任で重要なのかがわかります。
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引っ越しの準備

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引っ越し業者と日程を決めたり、不用品の処分、赴任先に持っていくもの・国内に置いていくものの選別を行います。
海外赴任の際の引っ越しについては別の記事に詳しく書きましたので、ご覧ください。

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日本の住居処理

日本の住居も賃貸の場合は解約になりますし、持ち家の場合は売却・空き家にして管理する・賃貸として一時的に貸出すという手段から選択することになります。
住所処理については、日本国内の引っ越しの場合と特段変わる部分はありません。

日本の住居処理で行うこと
  • 賃貸の解約・空家の処理
  • 電気・ガス・水道・ネット・NHKなど不要なサービスの解約
  • 郵便物の転送依頼

医療関係の準備

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健康診断

赴任が決まったらなるべく早く健康診断を受診します(夫の会社のように赴任の内示より先に健康診断を受診させる場合もあると思います)。
健康診断で再検査や精密検査の必要があった場合は、すぐに再度受診し、なるべく日本で解決してから渡航しましょう。

6か月以上海外に赴任する場合、海外赴任者本人は健康診断の受診が義務になります。
渡航先によっては、就労ビザや就労許可を取得するときに健康診断の結果が必要になる場合もあるので、会社指定の病院で受診することになると思います。

一方、海外赴任に帯同する家族の健康診断は義務ではありません。
しかし、多くの会社は家族の健康診断も一緒に負担してくれるところが多いです。
可能な限り、受診しておきましょう。

予防接種

渡航に必要なワクチンや検査や、接種を推奨しているワクチンをこちらの外務省のHPなどを参考に確認し、必要に応じて接種します。

下記の厚生労働省FORTHというサイトでは、海外渡航者向けの予防接種を行っている医療機関が載っているます。どの医療機関を受診すればいいかわからないという方は、是非参考にしてください。
その他にも、現地の医療状況もわかるなど渡航前に知っておきたい情報がたくさん載っているので、ぜひ活用してみて下さい。

歯科検診

必須ではないですが、なるべく早く歯科検診を日本で行っておくことをオススメします。
もし渡航後に虫歯が判明して治療を受けることになった場合、日本より金額が高くなる可能性や、日本語対応している歯医者が少なくなかなか予約ができないリスクがあります。

日本から生活拠点を移す際に必要な行政や銀行などの手続き

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国外転出届

日本国籍者が1年以上海外に在住する場合、出国前に「国外転出届」を提出する必要があります。
通常は、出国の3日前までに地方自治体に届け出ます。

税金関連

海外赴任に伴い、所得税や住民税の手続きが必要になる場合があります。
また、日本国籍者が海外で収入を得る場合には、海外所得の申告が必要になることがあります。

社会保険関連

海外赴任前に、社会保険について確認し、必要に応じて手続きを行う必要があります。
海外赴任中にも、社会保険について適切な手続きを行う必要があります。

銀行口座

海外赴任前に、銀行口座の開設・閉鎖や移行の手続きを行う必要があります。
また、海外赴任中にも、必要に応じて現地の銀行口座を開設する必要があります。

  • 証券口座を持っている場合は、海外居住になった場合は口座を閉鎖する必要がある場合や、口座を凍結する必要がある場合もあります。
    手続きは複雑で、想定以上の時間がかかるので、早めに準備を開始しましょう。

その他の手続き

海外赴任前に、必要があれば国民年金や国民健康保険などの手続きを行う必要があります。

以上の手続きに加え、個人の状況や目的地の国によって必要な手続きは異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
また、必要な書類や手続きについては、所属する企業や公的機関、外務省の海外旅行・在留安全情報サイトなどで確認することができます。

日本不在時の連絡先を依頼する

海外赴任中の国内連絡先は、例えば日本国内の銀行口座や保険契約の際など様々な手続きの際に必要になるので早めに決めておくことをお勧めします。
海外赴任中の多くの方が、親や兄弟などの親族の住所を国内連絡先としているようです。

私も、親の住所を国内連絡先にしているので、銀行や証券会社などからの重要書類は国内の実家に届きます。

また、海外赴任後に戸籍謄本などの書類が必要になった場合や、日用品など日本でしか手に入らないものが必要になった場合など、手続きや買い物代行もあらかじめお願いしておくと今後スムーズに事が運ぶと思います。

例えば、国際郵便・宅配便業者の選び方や費用の清算方法、海外の住所の書き方などあらかじめ打ち合わせておくと安心ですね。

まとめ

海外赴任の準備は、限られた時間の中で様々なことを行わなければいけません。
引越も、税金などの行政手続きや銀行・証券会社とのやり取り、医療関係など想像以上に時間と手間がかかるものばかりです。

でも、準備が終わればいよいよ新天地での生活が待っています!
それを糧に一歩一歩準備できるといいですね。

海外赴任に行く人に読んでほしい本3選

海外赴任が決まったら以下の本を読んで、赴任の準備を始めましょう!
私や夫が海外赴任前に購入したおすすめの本を紹介します。

引越しの手順や、現地の医療で気を付けること、子どもの学校手続きなどなど、赴任先で生活を立ち上げるまでに『やらなくてはいけないこと』が簡潔にまとまっています。赴任者ももちろんですが、帯同する家族にもおすすめの本です。
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