【Supratoursバス】メルズーガからマラケシュへ!乗り心地やおすすめの座席を解説
モロッコに行くなら、メルズーガでサハラ砂漠を見たいですよね!
砂漠を見るには、砂漠ツアーに参加するのが一番一般的で簡単です。
しかし、私は団体行動やガイドさんに連れていかれるまま観光名所を短時間でささっと見ることが苦手です。
どうしても「せっかく旅行してるのに窮屈だ」と思ってしまいます。
砂漠ツアーと個人手配で迷いに迷いましたが…
個人手配で好き勝手にメルズーガに行き、砂漠を満喫することにしました!
私は、フェズ⇒メルズーガ⇒マラケシュという時計回りのルートで周遊しました。
この記事では、砂漠ツアー以外の方法を検討していたり、個人でメルズーガに行こうとしている方向けに、メルズーガからマラケシュへSupratoursバスで移動した際の感想や注意点をご紹介します。
Supratoursバスとは
Supratoursバスはモロッコのバス会社の1つです。
フェズ⇔メルズーガ、マラケシュ⇔メルズーガを直行便を運航しているのはSupratoursのみなので、個人手配で安くメルズーガに行く場合はこのバス会社が選択肢の1つになります。
こちらの公式HPにて、最新状況の確認やチケットの手配ができます。
チケットの購入方法については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
料金
メルズーガからマラケシュ片道の料金は、1人250DH。
※2023年11月当時の料金です
1DH=約15円が為替レートだったので、1人3750円でマラケシュに行くことができます。
安いですね!
上記の乗車運賃に加えて、バスに大きい荷物を預ける場合は1つ5DH必要になります。
出発時刻と乗車時間
乗車時間13時間
メルズーガ発マラケシュ行きのバスは1日1本のみの運行です。
朝7時30分にメルズーガを出発し、夜20時30分にマラケシュに到着します。
乗車時間は13時間と長く、途中に何か所か停車駅があります。
メルズーガのSupratoursバス停
フェズのSupratoursバス停のよりも大きく、広々とした待合室でした。
椅子は20脚ほどありましたが、早朝のマラケシュ行きに乗る人は私たちグループ以外に一人しかおらず、かなり広々と利用することができました。
私たちは、バス停にちゃんとたどり着けるか心配だったので早めに向かったのですが、バスの待合室が開いたのは7時少し前でした。
早く着き過ぎてしまうと、寒空の中待つ羽目になるので注意してください。
設備
トイレ
トイレはわかりやすい場所にありました。
比較的綺麗なトイレです。特にチップも必要ありませんでした。
バスは長旅になるので利用しておきましょう。
スマホの充電
待合室の椅子の後ろにコンセントがありました。
スマホなどの充電で使っても問題なさそうですが、1・2か所くらいしかないので充電できることを期待していくのはやめた方がいいです。
バスに大きな荷物を載せる場合
座席に持ち込めないような大きなバックパックやキャリーケースをバスに乗せる場合は、Supratoursのカウンターで1つ5DHを支払う必要があります。
支払うと、荷物に貼るようにシールをくれるので貼っておきましょう。
特にバスのトランクに乗せるときも、荷物を取り出すときも特にシールの確認はされませんでした。
多分きちんと荷物料を支払っていますよ、という証明のようなものなのでしょう…。
Supratoursバスに乗車
乗り心地について
バスの車内は清潔でした。
リクライニングもきちんと効く椅子だったのはとても良かったです。
アトラス山脈を越える際は揺れがひどく、普段乗り物酔いしない人でも酔うと聞いていたのですが、想像よりも安全運転であまり揺れず快適に過ごすことができました。
設備について
日本の夜行バスのような設備はありません。
モニターや充電用のコンセントもない、ただのバスです。
カーテンもありますが、光を遮るほどの分厚さはありません。
ちなみに、バスの前方にある時計は5時間くらいずれていました。
バスの時計はあてにしないようにしましょう。
乗車人数について
メルズーガのバス停から乗車した人数は3人で、座席は全く埋まっていませんでした。
途中何か所もバス停に停車していましたが、降りる人もいれば乗る人もいて…という具合でバスの座席が満席になることはなかったです。
最終的にマラケシュに着くころには、9割の乗車率になっていました。
観光シーズン以外に利用する場合や、特に座席にこだわりがない場合は、焦って予約する必要もなさそうな雰囲気でした。
交渉すればバス停でないところでも止まってくれる
乗車中に驚いたのが、現地の人が運転手さんと交渉してバス停の少し手前で降りていたことです。
降りたい場所が近づいてくると、運転手さんの近くに行って止まってほしい場所を支持していました。
臨機応変に対応していて面白いなと思いました。
地元の人を下した後には、もちろん正規のバス停でも停車してくれます。
休憩
13時間という長丁場の移動ですが、休憩は2回ありました。
13時と17時頃に各30分でした。
13時の休憩時には、ガソリンスタンドとレストラン・軽食が販売されている店があるサービスエリアで休憩でした。
30分という休憩時間ですが、皆さんレストランで食事する人が多かったです。
また、トイレはチップなしで利用することができました。
17時の休憩時には、サービスエリアではなく普通の屋台や店舗が立ち並ぶ路肩に停車していました。
お腹がすいた人は、屋台でスナックなどを買っていたようです。
バスが出発する際には、運転手さんがクラクションを何度も鳴らして合図してくれます。
休憩時間をあまり気にせず、クラクションを合図にバスに戻ってくる人も結構います。
しかし、置いていかれる可能性もゼロではないので、クラクションはあてにせず時間通りにバスに戻りましょう。
マラケシュに到着!
マラケシュに到着したのは、日も暮れた20時15分ごろでした。
遅延もなく、ほぼ定刻通りにマラケシュに到着することができました。
元々終点である新市街にあるマラケシュ駅付近のSupratoursバス停で降りる予定だったのですが、旧市街付近で停車したのでそこで降ろしてもらいました。
※その場所が正規のバス停だったのかどうかは、わからずじまいでした。
おかげで、徒歩で宿泊先のリヤドに向かうことができました。
メルズーガ発マラケシュ行の終点でもある、マラケシュのSupratoursバス停は以下の場所です。
オススメの座席位置
メルズーガからマラケシュ移動の際のオススメの座席位置は、前方の右側です。
- 前方:
車酔いをなるべく避けるため、後方の方が揺れやすい。 - 右側:
移動中の多くの時間、左側が日光が当たります。
それを避けるために右側をお勧めします。
また、景色も右側の方が良いように感じました。
もし一番前の席が空いているなら、予約するといいかもしれません。
前方の窓から美しいアトラス山脈を見ることができるので、景色が抜群にいいです。
おわりに
以上が、メルズーガからマラケシュに行くSupratoursバスの感想・注意点でした。
13時間という長い時間、バスに乗っているのはしんどいです。
でも、車窓から見えるきれいな景色を見つつボーっとしていると、意外とすぐにマラケシュについてしまいますよ。
この記事が、旅行する際の参考になれば幸いです。
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