【個人手配で行くイタリア】ヴェネツィア観光には何日必要?実際に旅したルートを公開

張り巡らされた水路とそこを行きかうゴンドラで有名な水の都、ヴェネツィア。
イタリアを訪れたら、ぜひ足を運んでほしい都市のひとつです。
今回の記事では、先日二度目のヴェネツィアを訪れた筆者が、おすすめの滞在日数や訪れるべきスポットを紹介します。
ヴェネツィアの観光に必要な日数
ヴェネツィアは見どころが多く、また周辺にはブラーノ島やムラーノ島など魅力的な離島が点在しているため、しっかり観光しようとすると最低でも3日間は必要です。
私は先日の旅行で2日間滞在しましたが、離島観光はブラーノ島のみに絞り、アカデミア美術館やペギー・グッゲンハイム・コレクションといった美術館には、時間の都合で訪れることができませんでした。
以上を踏まえると、ヴェネツィア観光におすすめの滞在日数は以下のとおりです。
- 1日:ドゥカーレ宮殿、サン・マルコ寺院、ゴンドラツアーなど、主要観光地のみを巡る場合。
- 2日:主要な観光地に加えて、離島にも訪れたい場合。
- 3日:主要な観光地に加え、2島以上の離島や美術館なども満喫したい場合。
ヴェネツィア観光 2日間のスケジュール
0日目(ヴェネツィア到着日)
フィレンツェから高速鉄道FRECCIAROSSAに乗ってヴェネツィアに到着。
Ostaria Boccadoroにて夕食。カルパッチョや海鮮パスタを頂きました。
この日は散策はせずに、夕食後ホテルで就寝。
1日目

Conte Pescaorにて昼食。
ムール貝やイカ墨パスタを頂きました。
午後はベネチアならではの運河や行きかうゴンドラ、可愛らしい建物を眺めながら街並みを散策します。
リアルト橋経由でスクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコに行き、有名なティントレットの天井画を鑑賞。
続けてすぐそばにあるサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂へ。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂に向かいます。
その後、再びリアルト橋を渡りサンマルコ広場近辺まで戻り、Gelato Fantasy San Marco 929にてヴェネツィア名物のジェラートを食べました。
その後、猫がたくさんいることで有名な本屋、Libreria Acqua Altaへ。
残念ながら時間帯が悪かったのか猫は一匹もいませんでした。
夜のベネチアを散歩しつつ、予約したレストラン、Ai Do Archi Veneziaへ向かいました。
ボンゴレパスタやリゾットが美味しかったです。
2日目

Pasticceria Tonoloで朝食兼昼食としてパンとコーヒーを頂きました。
ブラーノ島から戻ったあとは、Bacaro del Gelatoでジェラートを堪能。
16時半頃に高速鉄道FRECCIAROSSAでベネチアを出発し、ミラノへと向かいました。
ヴェネツィア本島の観光地一覧
- ドゥカーレ宮殿
- サン・マルコ寺院
- 鐘楼
- サン・マルコ広場
- リアルト橋
- スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ(大同信組合)
- サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂
- サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
- Libreria Acqua Alta
- サンティ・ジョバンニ・エ・パオロ教会
- アカデミア美術館
- ペギー・グッゲンハイム・コレクション
ドゥカーレ宮殿

ドゥカーレ宮殿は、9世紀にヴェネツィア共和国の総督府として建てられたのが始まりです。
その後、何度かの火災と修復を経て、現在の姿になりました。
見どころとして有名なのは、2階の大評議の間にある、世界最大級のキャンバス画のひとつに数えられるティントレットの天井画【天国】や、煌びやかな装飾が施された【黄金の階段】などです。
また、宮殿には牢獄も併設されており、【溜息の橋】からは、かつての囚人たちが収監前に最後に見たという景色を、橋の窓越しに眺めることができます。
所要時間
ドゥカーレ宮殿は見どころが非常に多いため、見学には余裕を持って2時間ほど確保するのがおすすめです。
注意点
混雑を避けるため、開館時間の9:00に訪れることをオススメします。
ツアー客は9:30頃から入場し始めるため、その前に入場しましょう。
また、訪問の30日以上前にオンラインで日時指定チケットを購入すると、通常大人30ユーロのところ、25ユーロで購入できます。
このチケットには、コッレール博物館と国立マルチャーナ図書館の入場券も含まれているので、時間に余裕のある方は、そちらにも足を運んでみても良いでしょう。
ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)
- 住所:P.za San Marco, 1, 30124 Venezia VE
- 営業時間:
夏季(4/1~10/31) 09時00分~19時00分
冬季(11/1~3/31) 09時00分~18時00分 - 入場料:30ユーロ
※30日以上前にオンラインで日時指定チケット購入の場合25ユーロ
サン・マルコ寺院

9世紀にエジプトのアレキサンドリアから持ち去ってきた聖マルコの遺体を納めるために建てられたのが、サンマルコ寺院です。
その後、数世紀にわたって幾度も改修・修復が施され、現在の姿に至ります。
内部には5つのクーポラ(ドーム)があり、キリスト昇天や聖ヨハネの生涯など、聖書にまつわる物語が描かれています。
所要時間
宝物庫や博物館を見学しない場合は30分程度、追加料金を払って宝物庫や博物館を含めて見学する場合は1時間30分~2時間程度確保した方が良いと思います。
注意点
・行列を避けるには
私は11時頃に訪れたところ、入場までに約30分並びました。
どうしても行列を避けたい場合は、サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿を同日に観光するのを避け、1日目の朝一番にサン・マルコ寺院、2日目の朝一番にドゥカーレ宮殿を訪れる、というように分けるのも一案です。
ただ、サン・マルコ寺院はドゥカーレ宮殿のすぐ隣にあるため、移動の手間を考えると、多少並んでも続けて見学する方が効率が良いと思います。
・宝物庫について
以前は宝物庫などの有料エリアを除いて無料で入場できましたが、現在は一人あたり3ユーロの入場料が必要です。
・服装について
短パン、ミニスカート、ノースリーブなど、肌の露出の多い服装では入場できないので気をつけましょう。
サン・マルコ寺院(Basilica di San Marco)
- 住所:P.za San Marco, 328, 30100 Venezia VE
- 営業時間:月~土曜 09時30分~17時15分、日・祝日 14時00分~17時15分
- 入場料:3ユーロ
※博物館は別途7ユーロ、パラドーロ(中央祭壇後ろにある祭壇画)鑑賞には別途5ユーロ
鐘楼

西暦888年に建設されたサン・マルコ広場の鐘楼は、これまでに2度の再建を経て、現在の姿となりました。
また、天文学の父と称されるガリレオ・ガリレイが、1609年にこの場所で天体望遠鏡のテストを行ったことでも知られています。
エレベーターで最上部まで上がると、ヴェネチアの景色を一望することができます。
所要時間
所要時間は30分程度です。
鐘楼(Campanile di San Marco)
- 住所:P.za San Marco, 30124 Venezia VE
- 営業時間:09時30分~21時15分
- 入場料:10ユーロ
サン・マルコ広場
サン・マルコ寺院や鐘楼のすぐ目の前に広がる、ヴェネツィアを代表する大きな広場です。
広場沿いには、1720年創業の世界最古のカフェ「カッフェ・フローリアン」があります。
色々なガイドブックで紹介されてはいますが、生演奏料として一人6ユーロのテーブルチャージが取られることや、Google Mapsの口コミでアジア人差別を受けたという報告も散見されることから、よほど思い入れのある方以外は避けた方が良いかもしれません。
リアルト橋

リアルト橋は、ヴェネツィアの中心部を流れる主要な水路である、カナル・グランデという運河に架かっています。
現在見ることのできる橋は、3年の歳月をかけて1591年に完成したもので、聖マルコ、聖テオドーロ、受胎告知などが描かれたレリーフで飾られています。
この橋は絵画や映画など、さまざまな作品に登場しており、ヴェネツィアのシンボルのひとつと言えるでしょう。
所要時間
所要時間は15分です。
多くの観光客が橋を渡りながら写真を撮っているため、ベストポジションを確保しようとすると少し時間がかかることもありますが、単に橋を渡るだけであれば、それほど時間はかかりません。
リアルト橋(Ponte di Rialto)
- 住所:Sestiere San Polo, 30125 Venezia VE
- 営業時間:24時間
- 入場料:無料
スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ(大同信組合)
「スクオーラ」とは、「信者会・信徒会・同信組合」という意味で、共通の職業や出身地を持つ中産階級の人々が団結して設立した集会所のことです。
当時、ヴェネツィアではペストによって約5万人の市民が命を落としており、サン・ロッコ(聖ロッコ)はペストから人々を守る守護聖人として広く信仰されていました。
このスクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコは、そのサン・ロッコ(聖ロッコ)を信奉する同信組合によって16世紀に建てられた集会所です。
建物内部は、ルネサンス期のヴェネツィアを代表する画家ティントレットが、約20年をかけて描いた絵画で壁面や天井が埋め尽くされています。
特に2階の大広間の天井画は圧巻で、見上げ続けて首を痛める人がいるからなのか、無料で貸し出されている手鏡を使って、じっくりとティントレットの作品を鑑賞することができます。
所要時間
所要時間は1時間ほど。
スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ(大同信組合)(Scuola Grande di San Rocco)
- 住所:San Polo, 3054, a, 30125 Venezia VE
- 営業時間:09時30分~17時30分
- 入場料:10ユーロ
サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂は、先述のスクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコのすぐ近くにあります。
ゴシック様式とルネサンス様式が融合したこの聖堂は、1236年に建設が始まり、1338年に完成するまで100年以上の歳月をかけて建てられました。
内部には、スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコと同様に、ルネサンス期のヴェネツィアを代表する画家ティントレットの作品があり、見どころのひとつとなっています。
中でも最も有名なのが、主祭壇に飾られている『聖母の被昇天』です。
そのほかにも、左側第2祭壇には『ペーザロ家の祭壇画』を見ることができます。
所要時間
所要時間は30分~1時間ほどです。
サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂(Basilica di Santa Maria Gloriosa dei Frari)
- 住所:San Polo, 3072, 30125 Venezia VE
- 営業時間:
月~金09時00分~19時30分
土09時00分~18時00分
日祝13時00分~18時00分
※結婚式などのイベントのため不定期で営業しない日があるので、事前に公式HPから営業日を確認しておきましょう。 - 入場料:5ユーロ
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂は、1629年にイタリア全土で流行したペストの終息を願い、1631年に建設が始まりました。
完成したのは1681年で、約50年の歳月をかけて建てられた教会です。
聖堂の名前にある「サルーテ」は、「健康」を意味します。
サルーテ聖堂はその外観の美しさで知られ、内部も美しい装飾や彫刻が施されており、バロック様式の傑作と称されています。
所要時間
所要時間は、聖堂内のみの場合は30分ほどです。
聖具室まで見学する場合でも、全体で1時間ほどあれば十分でしょう。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂(Basilica di Santa Maria della Salute)
- 住所:Dorsoduro, 1, 30123 Venezia VE
- 営業時間:
夏季(4/1~10/31) 09時00分~12時00分、15時00分~17時30分
冬季(11/1~3/31) 09時30分~12時00分、15時00分~17時30分
※聖具室は上記とは異なる時間帯に営業しています。公式HPをご確認ください。 - 入場料:無料(聖具室も見学する場合は、別途6ユーロ)
Libreria Acqua Alta(アクア・アルタ書店)
Libreria Acqua Alta(アクア・アルタ書店)は、ヴェネツィアにあるユニークな本屋です。
店内にはイタリアの古本が至るところに山積みにされており、その独特な雰囲気が訪れる人を惹きつけます。
また、この本屋には何匹もの猫が住んでいることでも有名で、自由気ままに店内を歩き回る様子を、時おり見ることができます。
店内の奥では、川に浮かんでいるゴンドラに乗ることができ、フォトスポットになっています。
所要時間
所要時間は30分ほどです。
店内は古本が所狭しと並んでおり、観光客も多く、あまり自由に動き回ることができないので、お店自体はさほど広くないですがある程度の時間が必要です。
Libreria Acqua Alta
- 住所:C. Longa Santa Maria Formosa, 5176b, 30122 Venezia VE
- 営業時間:09時00分~19時15分
- 入場料:無料
サンティ・ジョバンニ・エ・パオロ教会
1333年に着工し、1430年代に完成したゴシック様式の教会です。
内部では、ベッリーニによる『聖ヴィンチェンツォ・フェッレーリの多翼祭壇画』や、ヴェロネーゼの『受胎告知』などの名作を鑑賞することができます。
所要時間
所要時間は、30分~1時間です。
サンティ・ジョバンニ・エ・パオロ教会(Basilica dei Santi Giovanni e Paolo)
- 住所:Campo S.S. Giovanni e Paolo, 6363, 30122 Venezia VE
- 営業時間:月~土、09時00分~18時00分 日曜、正午~18時00分
クリスマス、イースター、その他イベントの際は入場可能時間が制限されるので事前に公式HPを確認しておきましょう。 - 入場料:3.5ユーロ
アカデミア美術館
ティントレットの『聖マルコの軌跡』、ティツィアーノの『ピエタ』、ヴェロネーゼの『レヴィ家の饗宴』などの名作を所蔵する、ヴェネツィアで最も人気のある美術館です。
所要時間
所要時間は2時間です。
注意点
混雑や行列を避けるため、公式サイトから事前にチケットを予約・購入することをおすすめします。
また、大きなリュックなどの荷物は、館内のコインロッカーに預ける必要があります。
アカデミア美術館(Gallerie dell’Accademia)
- 住所:Calle della Carità, 1050, 30123 Venezia VE
- 営業時間:
月08時15分~14時00分
火~日08時15分~19時15分 - 入場料:15ユーロ
ペギー・グッゲンハイム・コレクション
タイタニック号の沈没で父親を亡くしたペギーは、莫大な遺産を相続しました。
その後、ナチス軍の侵攻のわずか2日前にパリから脱出することに成功し、以降はカンディンスキー、ピカソ、ダリなどの作品を次々と収集していきます。
この美術館では、ペギーが収集した数々の名作を鑑賞することができます。
所要時間
所要時間は2時間です。
注意点
大きなリュックなどの荷物は、チケット売り場近くのロッカーに預ける必要があります。
ペギー・グッゲンハイム・コレクション(Collezione Peggy Guggenheim)
- 住所:Dorsoduro, 701-704, 30123 Venezia VE
- 営業時間:10時00分~18時00分 火曜定休
- 入場料:16ユーロ
ペギー・グッゲンハイム・コレクション(Collezione Peggy Guggenheim)
住所:Dorsoduro, 701-704, 30123 Venezia VE
営業時間:10時00分~18時00分 火曜定休
入場料:16ユーロ
ヴェネツィアのアクティビティ:ゴンドラ

ヴェネツィアに来たらぜひ体験したいのが、ゴンドラです。
運河が縦横に張り巡らされた街並みを水上から眺めると、ヴェネツィアが「水の都」と呼ばれる理由がよくわかります。
料金
料金はボート1台で以下の値段になります。
ボートは5人乗りで、1人で乗っても5人で乗ってもトータルの料金は変わりません。
- 日中…90ユーロ/30分
- 日没(19:00以降)…110ユーロ/30分
2023年までは、1台80ユーロ(夕方以降100ユーロ)でゴンドラに乗ることができました。
2024年現在は、上記の値段に値上がりしています。
ゴンドラツアーのすすめ
ゴンドラを個人で手配する場合は1台分の値段を払う必要があるので、1人や2人グループの場合、一人当たりの値段を考えるとかなり割高になります。
現地で、相乗りしてくれる人を探すのもいいですが、慣れない海外で他の旅行者に相談を持ちかけるのはストレスですし、相乗りしてくれる人がなかなか見つからずに時間だけが過ぎていくということも考えられます。
そのため、1人~3人ほどの少人数で旅行する場合は、以下のようなゴンドラツアーに申込むことをオススメします。
私自身も実際にネットからツアーを申し込み、ゴンドラに乗りましたが、1台貸切よりも費用を抑えられて満足でした。
ゴンドラをできるだけ安く体験する方法については、以下の記事をご覧ください。

ヴェネツィアから半日トリップ
ヴェネツィアでは、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ聖堂などがある本島だけでなく、魅力的な周辺の島々へも、ヴァポレット(水上バス)を使って簡単にアクセスできます。
ブラーノ島

色とりどりの家々が並ぶブラーノ島は、どこを歩いても絵になる風景にあふれており、人気の観光スポットです。
一説によると、地元の漁師たちが漁から戻る際、遠くからでも自分の家が見分けられるように、カラフルに家を塗り分けたのが始まりとされています。
また、ブラーノ島はレース編みでも有名で、島内のお土産店では手作りのレース製品を購入することができます。
ブラーノ島へは、本島北側にあるF.te Nove駅から、12番のヴァポレット(水上バス)に乗って約40分です。
所要時間
小さな島なので、所要時間は1時間程度、ゆっくり見ても2時間あれば十分でしょう。
ムラーノ島
13世紀、ガラス細工の技術が外部に漏れるのを防ぐため、ヴェネツィア政府はガラス職人たちをムラーノ島に強制的に移住させました。
当時のヴェネツィアにとって、優れた技術によって作られたガラス製品は、貿易で稼ぐ手段として大変重要なものだったのです。
現在でもムラーノ島では、ガラス工房の見学やヴェネツィアンガラスのショッピングを楽しむことができます。
ムラーノ島へは、本島の北側にあるF.te Nove駅から4.1番や12番のヴァポレット(水上バス)に乗って約20分ほどで行くことができます。
所要時間
島内をぶらぶらと散策しながらウィンドウショッピングを楽しむだけであれば、1時間程度で十分と思います。
ムラーノ・ガラス美術館も訪れる場合は、さらに1時間ほど余裕を見ておくとよいでしょう。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島
なんといってもこの島は、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂で有名です。
教会内にはティントレットの絵画が並び、祭壇の右側にある『最後の晩餐』、左側の『マナの収拾』は特に必見です。
さらに、近くにはティントレット晩年の傑作とされる『キリスト降架』もあります。
教会内にはエレベーターがあり、鐘楼の上からはヴェネツィアの景色を一望できます(チケットは6ユーロ)。
この鐘楼は、サン・マルコ広場の鐘楼よりもチケット代が約4ユーロ安く、行列も短いため、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の鐘楼に行く場合は、サンマルコ広場の鐘楼は登らなくても良いと思います。
サンマルコ広場にあるS. Marco-San Zaccaria “E”駅から2番のヴァポレット(水上バス)に乗って、約3分で行くことができます。
所要時間
所要時間は1時間です。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂(Abbazia di San Giorgio Maggiore)
- 住所:Isola di San Giorgio Maggiore 2, 30124 Venezia VE
- 営業時間:9時00分~19時00分 ミサ(日曜の10:30~12:00頃までは鐘楼含め見学不可)
- 入場料:無料、鐘楼は
6ユーロ8ユーロ
※2024年9月時点の情報
おわりに
以上がヴェネツィアの旅程プランと各観光名所の所要時間でした。
旅行する際の参考になれば幸いです。
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