【知る人ぞ知る穴場スポット】エクスターンシュタイネで高さ40mの奇岩に登る!

2024年4月11日2024年9月27日

当ページのリンクには広告が含まれています。

ドイツ北西部リッペ地方に位置する『トイトブルクの森』は、旧石器時代から人が住んでいました。
ローマ人とゲルマン人が戦ったという歴史もあるこの森の中には、エクスターンシュタイネという40mもの大きな奇岩が立ち並ぶ場所があります。

このエクスターンシュタイネでは何度か考古学調査も行わてれいますが、未だはっきりとした用途が分からない洞窟や祭壇などがあり、なぞに包まれた部分も多い場所です。

この記事では、ドイツのエクスターンシュタイネを実際に観光し分かった見どころや、観光のポイントをお伝えしていきます。

エクスターンシュタイネとは

エクスターンシュタイネはドイツ北西部リッペ地方に位置する『トイトブルクの森』の中にある奇岩群です。
8000万年前に生じた地殻変動で砂岩の層に圧力がかかり垂直に押し上げられたことにより形成され、その後、数百万年にわたる川の流れや氷河の影響によって、現在見られるような形になったと考えられています。

詳細情報

エクスターンシュタイネ(Externsteine)

電車でHorn-Bad Meinberg駅まで行き、バス(782番、Detmold, Bahnhof行き)に乗りHorn-Holzh駅で下車。
そこから、徒歩13分で到着です。

デュッセルドルフから向かうと、3～4時間ほどかかるのであまりおすすめはしません。

デュッセルドルフから2時間～2時間30分ほどで行くことができます。

公式駐車場(Parkplatz Externsteine)は4ユーロかかります。
料金は現金支払いのみなので注意しましょう。

奇岩に登るだけなら、所要時間は30分です。
駐車場から遊歩道を歩いて、エクスターンシュタイネに行く時間を合わせても1時間ほどあれば十分でしょう。

ただ、周囲は自然保護区となっており森林や遊歩道が整備されているので、周辺を散策する場合はもう少し時間が必要です。

旧石器時代後期からしばらくの間は、人類がこの付近で生活していたことが分かっています。
しかし、新石器時代から9世紀のカロリング朝時代間は人が住んだ形跡がなく、長い間放置されていた地域でした。

しかし10～13世紀になると、人々がエクスターンシュタイネに住みだします。
エッセン州で有力な修道院長が農場として保有していた記録が残されており、さらに当時のエクスターンシュタイネは、ライン川からエルベ川に至る重要な道の途中にあったため、休憩所として利用されることもあったようです。

その後、14～15世紀になると所有している領主の保護のもと、隠者たちがエクスターンシュタイネの洞窟に住んでいた記録が残されています。

エクスターンシュタイネにきたら、実際に登ってみましょう。
高さ40mもある奇岩は、登ってみると見晴らしがとてもいいですよ。

ただし、階段や橋は人とすれ違うのがやっとという狭さの場所もあり、地上もしっかり見えるので、岩に登るのは、なかなかスリルな体験です。
高所恐怖症の方には、おすすめしません。

奇岩の上部には、祭壇のようなものや丸窓があり、どのような目的で作られたのか想像が膨らみます。
ただ、現在でもその目的は明らかにはなっていないそうです。

登れる岩も2個だけで、カッパドキアのような、たくさんの奇岩があるわけではないので、あまり期待はしないようにしてください…!!

エクスターンシュタイネの岩に登る場合はスニーカーで行くことをオススメします。
急な階段を登ったり、岩同士にかかった細い橋を渡ったりなどするので、間違ってもヒールがある靴では行かないようにしましょう。

エクスターンシュタイネに行くまでも、遊歩道とはいえ土の道を歩いていくので、そのつもりで行きましょう。

雨の日は岩の上も滑りやすくなるので、より注意が必要です。

エクスターンシュタイネのあるトイブルグの森は、遊歩道が無数に整備されており、ハイキングするにはぴったりの場所です。
ルートは無数にあるので、森に囲まれてリフレッシュするには最適でしょう。

エクスターンシュタイネに行ったら、世界遺産のヴィルヘルムスヘーエ城公園を訪れてみてはいかがでしょう。

車で1時間30分ほどと少し遠いですが、5月から10月の水曜・日曜・祝日限定で行われる噴水ショーは見逃せません。
18世紀の水道システムをそのまま利用し、大量の水を使った噴水は必見です。

詳細については、以下の記事を参考にしてください。