実際に行ってわかった!ロンドンの観光スポット徹底ガイド【所要時間・注意点も解説】

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イギリスの首都ロンドンは『大英帝国』の歴史を感じることができる建造物や、大英博物館をはじめとする有名な博物館や美術館が数多く存在しており、世界的に人気の観光都市です。

今回の記事では、筆者が実際に訪れた経験をもとに、ロンドンの観光スポットの解説や観光する際の注意点、所要時間を紹介します。

筆者が実際に旅行したルートや、観光に必要な日数などについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください

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目次

ロンドンのエリア別観光スポット

ロンドンはイギリスの首都であり、教会、博物館、マーケット、公園、ショッピングスポットなど見どころがたくさんあります。
そのため、観光ルートを作成する際には、エリアごとにまとめて回るのがおすすめです。

以下は、ロンドンの見どころを押さえたエリア別の主な観光スポットです。

  • メイフェア、マリルボーン
    • ハイド・パーク
    • リージェンツ・パーク
  • ノッティング・ヒル
    • ポートベロー・マーケット
  • ケジントン、チェルシー、ナイツブリッジ
    • ヴィクトリア & アルバート博物館
    • ロイヤル・アルバート・ホール
    • ケンジントン宮殿
    • ハロッズ(Harrods)
  • ウェストミンスター
    • バッキンガム宮殿
    • ビック・ベンと国会議事堂
    • ウェストミンスター寺院
    • ロンドン・アイ
  • ソーホー、コヴェントガーデン
    • トラファルガー広場
    • ナショナル・ギャラリー
  • シティ・オブ・ロンドン、サザーク、バーモンジー
    • セントポール大聖堂
    • テート・モダン
    • シェイクスピア・グローブ座
  • ショーディッチ、イーストエンド
    • ロンドン塔
    • タワー・ブリッジ
  • ブルームズベリ、カムデン、イズリントン
    • 大英博物館
    • カムデン・マーケット

ロンドンの主な観光スポット一覧

チャーチル博物館・内閣戦時執務室

Churchill War Rooms

1939年8月下旬、英国の内閣と軍首脳は、財務庁舎の地下に戦時内閣を移すことを決定しました。
その後、1945年の第2次世界大戦終結まで、この場所はチャーチル首相の戦時内閣の中枢として機能していました。
チャーチルと内閣の首脳陣、そして参謀たちは、時にここで寝泊まりしながら、対ナチスドイツ軍の戦略を練ったり、指揮統制を行ったりしていました。

115回にわたって戦時閣僚会議が行われた部屋、アメリカのルーズベルト大統領とのホットラインがあった電話室、掃除用具部屋を改造したチャーチルの執務室、当時の地図が掲示された部屋など、多くの部屋が1945年8月15日の状態のまま保存されています。
また、博物館内ではチャーチルの生涯についての展示も行われています。

所要時間

所要時間は1時間30分です。

注意点

オーディオガイド

日本語のオーディオガイドは残念ながらありません。
なので事前にチャーチルについて学んでおいた方が見学の際に理解が深まると思います。
特に、ゲイリー・オールドマン主演の映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』を観てから行くことをオススメします。
映画内で描かれていた会議のシーンや米大統領との電話のシーンは、実際にこの場所で行われていたのか!と感動がひとしおです。

事前予約

予約なしの場合、入場までに行列に並ぶことになるため、事前に公式サイトで日時指定チケットを予約してから行くことをオススメします。

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詳細情報

チャーチル博物館・内閣戦時執務室(Churchill War Rooms)

  • 住所:King Charles St, London SW1A 2AQ  Google Mapで開く
  • 営業時間:09時30分~18時00分
  • 入場料:32ポンド

ウェストミンスター寺院

Westminster Abbey

イングランド国教会の教会であるウェストミンスター寺院は、1066年にウィリアム1世がイングランド王に即位して以来、エドワード5世、エドワード8世を除いたすべての英国の王がここで戴冠しており、大変な歴史と伝統のある場所です。
その歴史的意義から、世界遺産に登録されています。

オリジナルは11世紀に、敬虔なキリスト教徒であったエドワード懺悔王によって建てられ、今でも彼の亡骸は主祭壇の後ろにある墓に埋葬されています。
その後、ヘンリ3世、リチャード2世、ヘンリ7世による増改築を経て、現在の形になりました。
教会の最東端には、ヘンリ7世により建てられたレディ・チャペルがあり、その中央にある祭壇の後ろにはヘンリ7世夫婦の墓があります。
その他にも、エリザベス1世やメアリ1世を始めとした英国王族の墓があり、世界史に登場する人物が数多くこの場所に埋葬されています

寺院の最上階には「クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズ」と名付けられた博物館があり、メアリ2世の戴冠式に使用された椅子、王族たちのデスマスク、現存するイングランド最古の祭壇画などを見ることができます。
ギャラリーの入場には5ポンドの追加料金がかかりますが、上階からの景色も楽しめるので、ぜひ訪れてみることをオススメします。

所要時間

所要時間は2時間です。

注意点

事前予約

予約なしの場合、入場までに行列に並ぶことになるため、事前に公式サイトで日時指定チケットを予約してから行くことをオススメします。
また、入場チケットと一緒に、クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズのチケット(追加5ポンド)も購入することをオススメします。

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オーディオガイド

無料の日本語オーディオガイドを借りることができるので、ぜひ借りてガイドを聞きながら見学することをオススメします。
とはいえ、UKの歴史について予備知識があった方が理解が深まるので、事前に本や映画などである程度UK史を学んでおくことをオススメします。

写真撮影について

フラッシュ、自撮り棒、三脚などを使用しない場合は写真撮影が可能ですが、以下の施設では写真撮影が禁止されています。

  • エドワード懺悔王の聖堂
  • 信仰礼拝堂
  • クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズ
詳細情報

ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)

  • 住所:Dean’s Yard, London SW1P 3PA Google Mapで開く
  • 営業時間:月~金 09時30分~15時30分、土 09時00分~15時00分
  • 入場料:29ポンド
    ※クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズのチケットは別途5ポンド

ビック・ベン

Big Ben

英国議会議事堂であるウェストミンスター宮殿の北端に位置するビッグ・ベンは、ロンドン観光の定番スポットです。
この時計塔はディズニー映画『ピーターパン』にも登場しており、ロンドンと聞いて真っ先にビッグ・ベンを思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。

所要時間

外観を見るだけであれば20分程度
中に入って鐘楼の見学ツアー(英語のみ)に参加する場合は1時間45分

注意点

チケットは毎月第2水曜日の午前10時に発売されます。
ツアーに参加したい方は、このタイミングを狙って公式サイトから購入しましょう。

詳細情報

ビック・ベン(Big Ben)

  • 住所:SW1A 0AA London Google Mapで開く
  • 営業時間:09時00分~16時15分
  • 入場料:25ポンド

バッキンガム宮殿

Buckingham Palace

1703年にバッキンガム公のために建てられ、その後1731年にジョージ3世が購入したこの宮殿は、1837年にヴィクトリア女王が入居して以来、ロイヤルファミリーの住居として使用されています。
毎年7月中旬から9月にかけて、国王陛下がスコットランドで休暇を過ごされる間、宮殿にある775室のうち19室が一般に公開されます

また衛兵の交代式が行われることでも知られています。
天候が良ければ通常、月曜、水曜、金曜、日曜の午前11時に行われます。
ただし、時期によって開催日が変更される可能性があります。
最新のスケジュールはこちらの公式サイトから確認ができます。

所要時間

宮殿内の見学ツアーに参加する場合は2時間半
衛兵の交代式は約45分かけて行われます。

注意点

宮殿見学ツアー

内部を見学したい場合は、7月から9月にかけての期間に催行されるツアーに参加する必要があります。
事前に公式サイトから日時指定チケットを購入しておきましょう。

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衛兵交代式

良い位置から交代式を見学したい場合は、少なくともスタートの45分前には場所取りをしておくことをオススメします。

詳細情報

バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)

  • 住所:SW1A 1AA London Google Mapで開く
  • 営業時間:
    宮殿見学ツアーでのみ見学可能
    2024年7月11日~8月31日 09時30分~19時30分(最終入場17時15分)
    2024年9月01日~29日 09時30分~18時30分(最終入場16時15分)、火・水曜定休
    • 夏季以外にも11月~5月の限られた日程で特別にガイドツアーが催行されることもあるそうです。
      適宜、公式サイトで最新情報を確認ください。
    • 宮殿は営業時間内であっても、急遽閉鎖する場合があります。適宜公式サイトで確認してください。
  • 入場料:前売り券32ポンド、当日券35ポンド

大英博物館

The British Museum

1753年、医師であり収集家でもあったハンス・スローン卿が自身のコレクションをイギリス政府に寄贈したことをきっかけに、大英博物館が設立され、1759年に一般公開されました。
以来、所蔵品は年々拡大し、現在では800万点を超えるコレクションのうち、約8万点が展示されています。
1日では見きれないほどの膨大な展示品があるのに、そのおよそ100倍のコレクションが所蔵されているというから驚きです。
大英博物館が世界の中でもいかに突出した博物館であるかがよくわかります。

主な見どころ
  • Room4(地上階)
    • ロゼッタストーン
      プトレマイオス朝の紀元前2世紀初めの遺物。1799年にナポレオン軍がエジプトに遠征した際に発見され、古代文字ヒエログリフ解読のきっかけとなりました。
    • ラムセス2世の胸像
      紀元前13世紀、エジプト新王国の王の胸像です。右胸に空いている穴は、ナポレオン軍が持ち帰ろうとした際にできたものです。
  • Room4(地上階)
    • アッシュルバニパルのライオン狩り
      紀元前7世紀頃にアッシリア帝国で作られたアッシュルバニパル王がライオン狩りをする様を描いたレリーフ。
  • Room18(地上階)
    • パルテノン神殿の装飾
      ギリシャのアテネから19世紀にイギリスの外交官が持ち帰りました。4年に一度開催されるギリシャの女神アテナを讃える祭りを表現していると考えられています。
  • Room24(地上階)
    • ホア・ハカナナイア(イースター島のモアイ)
  • Room27(地上階)
    • 双頭の蛇
      15世紀頃のメキシコアステカ文明の時代に作られた彫刻
  • Room40(2階)
    • ルイス島のチェス駒
      スコットランドのルイス島で発見された12世紀頃に作成されたチェスの駒です。
  • Room41(2階)
    • サットン・フー
      サットン・フーとはイングランド東部で発見された7世紀アングロサクソン時代の船埋葬のことです。当時の王は船とともに埋葬されており、この部屋では出土した儀式用の兜や剣などが展示されています。
  • Room61~66(2階)
    • 古代エジプトのミイラや石棺など

所要時間

一つの展示物に10秒を費やしたとしても、全て見るには約222時間かかる計算になります。
旅行中に展示品を全て見ることはほぼ不可能なので、ご自身の興味に合わせて滞在時間を決めることをオススメします。

筆者個人としては、営業時間が長い金曜日に最低でも1日かけて見学することをオススメします。
ガイドブックや大英博物館のマップなどでハイライトされている展示品や、ご自身が特に興味のある展示品を優先的に見学していきましょう。
1部屋ずつ順番に見ていくと、途中で閉館時間を迎えてしまい、後半の部屋にあるハイライトを見逃してしまうので、その方法は避けましょう。

注意点

混雑対策

大英博物館の入場前にはセキュリティチェックがあります。
特に開館と同時に入場したい場合は、開館時間の少し前から並んでおいた方が良いでしょう。

事前予約

大英博物館の入場料は無料ですが、事前に日時指定のチケットをオンラインで公式サイトから予約することができます。
事前にチケットを確保しておくと、スムーズに入場できるのでオススメです。

オーディオガイド

4.99ポンドで公式アプリ経由でオーディオガイドを購入することができます。
ご自身のスマホとイヤホンで手軽にガイドを聞くことができます。

公式アプリ

オーディオガイドを購入しない場合でも、公式アプリで館内マップを見ることができるので、ダウンロードしておくと便利です。

休憩

一日かけて博物館を周る場合、お昼休憩は館内のカフェやレストランでとることができますが、筆者のおすすめは、一度博物館を出て、近くにあるTea and Tattleで紅茶とスコーンを楽しむことです。

詳しくは、こちらの記事をご参照ください。

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荷物持ち込みについて

館内にクロークはありますが40cm x 40cm x 50cm以上、または8kg以上の荷物を持ちこむことはできません。
また大きさに関わらず、キャスター付きスーツケースも持ち込み不可です。

詳細情報

大英博物館(The British Museum)

  • 住所:Great Russell St, London WC1B 3DG Google Mapで開く
  • 営業時間:土~木曜 10時00分~17時00分、金曜 10時00分~20時30分
  • 入場料:無料

セントポール大聖堂

St. Paul's Cathedral

オリジナルのセント・ポール大聖堂は7世紀に建てられましたが、1666年のロンドン大火によって焼失してしまいます。
その後、国王チャールズ2世の勅令により、1675年から1710年にかけて再建され、完成した現在のセント・ポール大聖堂はバロック様式の傑作と称されています。

ローマのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさを誇る聖パウロの生涯を描いたドームを筆頭に、身廊、祭壇、聖歌隊席、ステンドグラスなどは必見です。

地下にはウィンストン・チャーチルやナイチンゲールなど、英国の偉人たちの記念碑やウェリントン侯爵の墓があります。

その他の見どころとして、ドーム手前の正面玄関から見て左手に、完成までに54年かかったウェリントン公爵記念碑があり、ドーム左手の礼拝堂にはホルマン・ハントによる絵画『この世の光』、1番奥には第2次世界大戦中に命を落としたUK在住のアメリカ人28,000人を追悼するアメリカン・メモリアル・チャペルがあります。

また、階段を上ると上階のギャラリーに行くことができ、ロンドンの景色を楽しむことができます。

所要時間

所要時間は2時間~2時間30分です。

注意点

事前予約

特に休暇シーズンにはチケットブースに行列ができる可能性があるため、事前に公式サイトで日時指定チケットを購入することをオススメします。

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荷物持ち込みについて

45cm x 30cm x 25cmのサイズを超える荷物は持ち込むことができません。
大聖堂にはクロークはないので、事前にホテルなどに荷物は置いておきましょう。

オーディオガイド

無料の日本語オーディオガイドを借りることができるので、ぜひ借りてガイドを聞きながら見学することをオススメします。
とはいえ、UKの歴史について予備知識があった方が理解が深まるので、事前に本や映画などである程度UK史を学んでおくことをオススメします。

写真撮影について

礼拝の時間を除き、フラッシュ、自撮り棒、三脚などを使用しない場合は写真撮影が可能です。

詳細情報

セントポール大聖堂(St. Paul’s Cathedral)

  • 住所:St. Paul’s Churchyard, London EC4M 8AD Google Mapで開く
  • 営業時間:月~土曜 8時30分~16時30分、日曜は観光客入場不可
  • 入場料:25ポンド

バラ・マーケット

Borough Market

1000年以上の歴史をもつロンドン橋の近くで開かれるマーケットです。
青果店や肉屋をはじめ、数々の屋台が立ち並びます。

国際都市ロンドンらしく、世界各地の料理の数々が屋台で提供されています。

筆者が食べて特に美味しかったのは、まさかのイチゴ!
甘さと酸味のバランスが絶妙で、人生史上一番美味しいイチゴでした。
皆さんも是非機会があれば食べてみて下さい。

注意点

立ち食いをしている間に気を抜いていると、スリにあう可能性があるので十分に注意を払ってください。
特にランチタイムは混雑するため、要注意です。

詳細情報

バラ・マーケット(Borough Market)

  • 住所:SE1 9AL London Google Mapで開く
  • 営業時間:火~金曜 10時00分~17時00分、土曜 9時00分~17時00分、日曜 10時00分~16時00分、月曜定休
  • 入場料:無料

ロンドン塔

Tower of London

1066年末にウィリアム征服王によって建設されたこのロンドン塔は、約1000年にわたってイングランドの歴史において重要な役割を果たしてきました。
ロンドンの中でも特に人気のある観光名所の一つで、世界遺産に登録されています

主な見どころ

ホワイト・タワー

1066年にイングランドを征服したウィリアム征服王が1078年にロンドンを外敵から守るために建設に着手し、13世紀にヘンリ3世が白く塔を塗ったことからホワイト・タワーと呼ばれています。
内部にはヘンリ8世の甲冑や、少年時代のチャールズ1世の鎧などが展示されています。
最上階には、1941年にロンドン塔で処刑されたナチスドイツのスパイ、ヨーゼフ・ヤコブスが銃殺された際に破損したウィンザーチェアが展示されています。

タワー・グリーン

当時、罪人たちは群衆の前で辱めを受けながら処刑されることが一般的でしたが、王室に近い者たちは公衆の面前に晒されないよう、ホワイト・タワーのそばに広がる緑地『タワー・グリーン』で処刑されました。
ヘンリ8世の2番目の王妃アン・ブーリンや、5番目の王妃キャサリン・ハワードなどがここで処刑されたことで知られています。
彼女たちはタワー・グリーンの北側にある16世紀、テューダー朝の時代に建てられたセント・ピーター・アド・ヴィンキュラ王室礼拝堂に埋葬されています。

クラウンジュエルの塔

ホワイト・タワーの北側に位置するクラウンジュエルの塔には、豪華な宝石が散りばめられた杖や王冠などが展示されています
特に、2本の動く歩道に乗って見ることができる106カラットの『コ・イ・ヌール(Koh-i-Nur;ペルシャ語で光の山)』と呼ばれるダイヤモンドをセットした故エリザベス女王のプラチナクラウンや、『偉大なアフリカの星』と称される世界最大級のダイヤモンドであるカリナンⅠがはめ込まれた王笏は必見です。

ブラッディ・タワー

12歳のエドワード5世と弟のリチャードの2人の王子がこの塔に幽閉されていたことで知られています。
彼らは叔父である後のリチャード3世によって幽閉され、その後2人の王子が持つ王位継承権を不都合に感じた者によって殺されたと考えられています。
この残酷な逸話からこの塔はブラッディ・タワーと呼ばれています。
塔の内部では、エリザベス1世の寵臣であったウォルター・ローリーが幽閉されていた様子を再現した書斎や、拷問器具の展示を見ることができます。

カラス

17世紀にチャールズ2世の命令でロンドン塔内のカラスを駆除したところ、不吉な出来事が立て続けに起こったため、それ以来「ロンドン塔からカラスが消えると国が滅びる」という言い伝えが広まりました。
現在でもこの言い伝えを守り、ロンドン塔ではカラスが飼育されており、訪れた際に見ることができます。

所要時間

所要時間は3~4時間です。

注意点

混雑対策

ロンドンの中でも人気の観光地で混雑しやすいため、朝一番で入場することをオススメします。
特にクラウンジュエルの塔は混雑しやすいので、入場したら一番最初に見学した方が良いです。

事前予約

特に休暇シーズンにはチケットブースに行列ができる可能性があるため、事前に公式サイトで日時指定チケットを購入することをオススメします。

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オーディオガイド

5ポンドで日本語オーディオガイドを借りることができます。
とはいえ、UKの歴史について予備知識があった方が理解が深まるので、事前に本や映画などである程度UK史を学んでおくことをオススメします。

英語が堪能な方は、ロンドン塔の衛兵であるヨーマン・ウォーダーによる約1時間のガイドツアー(毎日30分ごとに催行)に参加してみるのも良いと思います。
集合場所はロンドン塔のメインエントランスで、火曜日から土曜日までは10時、日曜日と月曜日は10時30分から最初のツアーが始まります。

写真撮影について

クラウンジュエルの塔の内部は撮影禁止です。

詳細情報

ロンドン塔(Tower of London)

  • 住所:London, EC3N 4AB Google Mapで開く
  • 営業時間:
    夏季(3~10月)火~土曜 9時00分~17時30分、日・月曜 10時00分~17時30分
    冬季(11~2月)火~土曜 9時00分~16時30分、日・月曜 10時00分~16時30分
    • ロンドン塔の営業時間は頻繁に変更されるので、必ず公式サイトで確認してください。
  • 入場料:34.8ポンド

タワー・ブリッジ

Tower Bridge

テムズ川にかかるこの橋は、ロンドンのランドマークのひとつです。

橋の上を歩いて渡ったり、写真を撮ったりと、無料で楽しむこともできますが、チケットを購入すれば、塔に登って景色を楽しんだり、ガラス板の上を歩くスリリングな体験をすることができます。

所要時間

内部を見学する場合は1時間半程度

注意点

荷物持ち込みについて

45 x 35 x 20 cm以上のサイズの荷物や、キャスター付きのトランクは持ち込みできません。

詳細情報

タワー・ブリッジ(Tower Bridge)

  • 住所:Tower Bridge Rd, London SE1 2UP Google Mapで開く
  • 営業時間:9時30分~18時00分
  • 入場料:13.4ポンド

トラファルガー広場

Trafalgar Square

この広場は、スペイン沖でネルソン提督が指揮したイギリス海軍が、ナポレオンが派遣したフランス・スペイン連合艦隊を破ったトラファルガーの海戦(1805年)にちなんで名付けられており、広場の中央には提督を讃えるネルソン記念塔がそびえ立っています。

筆者が訪れた2023年6月頃は大規模な工事中でした。

所要時間

15分程度

詳細情報

トラファルガー広場(Trafalgar Square)

ナショナル・ギャラリー

The National Gallery

2,300点以上の作品を所蔵する、世界を代表する美術館のひとつです。

主な作品
  • 『ウィルトンの二連祭壇画』
  • 『ヴィーナスとマルス』by ボッティチェリ
  • 『アルノルフィーニ夫妻像』by ヤン・ファン・エイク
  • 『岩窟の聖母』by レオナルド・ダ・ヴィンチ
  • 『自画像』by レンブラント
  • 『ロケビー・ヴィーナス』by ベラスケス
  • 『ひまわり』by ゴッホ

所要時間

3~4時間程度。

注意点

事前予約

ナショナル・ギャラリーの入場料は無料ですが、事前に日時指定のチケットをオンラインで公式サイトから予約することができます。
事前にチケットを確保しておくと、スムーズに入場できるのでオススメです。

オーディオガイド

5ポンドでアプリなどを経由してオーディオガイドを購入することができます。
ただし、2024年9月時点で日本語対応しておりません。

荷物持ち込みについて

56 x 25 x 45 cmまでの荷物であれば、館内のクロークに預けることができます。
荷物1つにつき2ポンドです。

詳細情報

ナショナル・ギャラリー(The National Gallery)

  • 住所:Trafalgar Square, London WC2N 5DN Google Mapで開く
  • 営業時間:土~木曜 10時00分~18時00分、金曜 10時00分~21時00分
  • 入場料:無料

おわりに

以上が、筆者が実際に訪れた経験をもとに、ロンドンの観光スポットの解説や観光する際の注意点、所要時間の紹介でした。

ロンドン旅行に必要な所要日数や、観光のモデルルートについて知りたい方は、以下の記事を参照ください。

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旅行の際の参考になれば幸いです。

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日本語版は無いのが残念ですが、問題ありません!
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Lonely Planetについては以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある方は読んでみて下さい。

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