【初心者必見】ドイツ在住経験者が厳選!初めてのヨーロッパ旅行におすすめ3か国

「ヨーロッパ旅行に憧れるけど、行きたい国がたくさんあって迷ってしまう…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。
この記事では、ドイツ在住経験があり、ヨーロッパ各国を旅してきた筆者が、初めての海外旅行にぴったりのヨーロッパ3か国を厳選してご紹介します。
選考基準について

今回は、これらの必須条件と評価項目をもとに、初めてのヨーロッパ旅行におすすめの国を選びました。
必須条件
治安
せっかくの海外旅行で、犯罪やトラブルに巻き込まれてしまうのは非常に残念なことです。
それが初めてのヨーロッパ旅行であればなおさらです。
時間やお金だけでなく、最悪の場合、命に関わる可能性もあります。
したがって、ヨーロッパの中でも比較的治安が良いという点を必須条件としました。
人柄
ガイドブックなどではあまり取り上げられていないポイントですが、筆者としては旅行先を検討する上で非常に重要な要素だと考えています。
国によってはぞんざいな扱いを受けたり、差別的な対応を受けたりすることもあります。
どんなに観光地が素晴らしくても、せっかくの旅行体験が台無しになってしまう可能性があります。
また、初めて訪れたヨーロッパの国の印象で、ヨーロッパ全体に対してネガティブなイメージを持ってしまうのも残念です。
したがって、ヨーロッパの中でもフレンドリーで親切な国民性があり、アジア人差別が表だって見受けられないという点を必須条件としました。
その他の評価項目
観光地
実際に訪れて筆者が感じた観光地の魅力を紹介しています。
ドイツ在住経験があり、ヨーロッパ各国を旅してきた経験をもとに紹介しますので、よりリアルで核心を突いた紹介ができると思います。
グルメ
食事が美味しいかどうか、日本人の味覚に合うかどうかも重要なポイントです。
実際に現地で食事をした筆者の感想を紹介します。
物価
円安の現在、旅行先の物価はやはり気になるものです。
各国の物価の目安を紹介しますので、ご自身の予算と照らし合わせてみてください。
直行便
直行便があれば、乗り継ぎの必要がありません。
海外旅行に慣れていない方にとっては、乗り継ぎは少しハードルが高いかもしれません。
直行便の有無について記載しています。
交通インフラ
観光をしたり、都市間を移動したりする際に、鉄道やバスの利用は欠かせません。
それぞれの国の交通インフラの充実度を紹介します。
トイレ事情
きれい好きな方にとっては重視するポイントだと思いますので、各国のトイレ事情についても紹介します。
初めてのヨーロッパ旅行におすすめの3ヶ国
結論として、筆者が初めてのヨーロッパ旅行におすすめする国は、以下の三か国です。
- イギリス
- ポルトガル
- トルコ
実際に旅行して感じた、おすすめポイントについてご紹介します。
イギリス

治安
筆者はイギリスのロンドンとエディンバラを旅しましたが、どちらも治安が良いと感じました。
フランスのパリやイタリアのローマなど、ヨーロッパの有名な観光地では、ジプシーなどの組織的なスリグループや、観光客を騙そうとする詐欺師を見かけることがありますが、ロンドンやエディンバラは有名観光地にもかかわらず、ほとんど危険な雰囲気は感じられませんでした。
とはいえ、あくまでも日本と比べれば、スリや置き引きなどのリスクは高くなります。
しかし、食事中にスマートフォンや財布をテーブルの上に置かない、貴重品はセキュリティポーチに入れて肌身離さず持ち歩く、物乞いに話しかけられても無視するなどの対策をしていれば、危険な思いをすることはないでしょう。
また、筆者は夜にミュージカルを鑑賞後、ホテルまで夜道を歩きましたが、危険な雰囲気は感じられなかったので、夜道も比較的安全と思われます。
ただし、夜道をうろつくメリットはあまりありません。
海外旅行が初めての方の場合は特に、用事がなければ夕食などが済み次第、ホテルに戻ることをおすすめします。


人柄
イギリス、特にロンドンのホテルのスタッフや店員、ウェイターは人当たりの良い人が多いです。
正直、旅行前はイギリスの人たちはお高くとまっており、見下されたりすることもあるのでは?と勝手なイメージを持っていましたが、多くの人が笑顔で親切に対応してくれます。
また、博物館のスタッフから「どこから来たの?日本?俺、弁当が大好きなんだよ!」と雑談を持ちかけられたことも印象に残っています。
ロンドンは英語がとても聞き取りやすいのも大きなポイントです。
エディンバラはロンドンと比べると、フレンドリーという印象は薄れますが、普通に人当たりは良いので、旅行中に嫌な思いをすることは一度もありませんでした
ただし、エディンバラの英語はスコットランド英語で非常に聞き取りづらいので、ここだけ少し苦労するかもしれません。
観光地
ウェストミンスター寺院、ロンドン塔、大英博物館など、イギリスの歴史と力を感じられる観光名所が数多くあります。
世界史の中で長年中心的な役割を担ってきた国や、経済的に豊かな時代を経験してきた国は、建造物や芸術にかけられる財力が違うため、目を見張るような観光地が多いです。
イギリスはそういった意味でヨーロッパの中でも突出した観光地が多く、一生のうち一度は訪れてほしいおすすめの国の一つです。
グルメ
イギリス料理はまずいとよく揶揄されますが、レストランをきちんと選べば美味しいものを食べられます。
フィッシュアンドチップス、スコーン、インド系移民が多いことから本格的なインドカレーなどは特におすすめです。
エディンバラでは、スコットランドの伝統料理であるハギスなども美味しいです。


物価
イギリスの物価は、日本に比べると高いです。
しかし、旅行者にとってありがたいことに、ロンドンの大英博物館をはじめとする博物館や美術館の多くは入場料が無料です。
こうした観光スポットを活用したり、フィッシュアンドチップスをはじめとするファストフードを利用することで、旅費を抑えることも可能です。
イギリスでは、旅行スタイルによって費用が大きく変わります。
参考までに、筆者がロンドンに3泊4日で訪れた際の費用をもとに計算した、イギリス1日あたりの旅費は以下の通りです。
項目 | 1日あたりの費用 |
---|---|
観光 | 52ポンド/一人あたり |
食事 | 32ポンド/一人あたり |
宿泊 | 115ポンド/1泊2名1室 |
1日あたりの費用合計 | 194ポンド |
2025年3月現在のポンド円のレートは1ポンド=約190円なので、194ポンド=36,860円となります。
つまり、1日あたり約3万7千円ほど必要です。
ロンドンは特にホテル代が高いので、地方都市の場合はもう少し安く済ませることができると思います。

直行便
羽田空港からロンドン・ヒースロー空港まで直行便が運航しています。
フライト時間は約14時間です。
交通インフラ
鉄道やバスなどが利用可能です。
Googleマップなどで簡単に経路検索もできます。
車内も清潔で、治安も良好です。
ただし、日本と異なり、ストライキにより運行が停止したり、間引き運転が行われたりすることがあります。
旅行中は最新情報を取得するように努めましょう。
トイレ事情
水洗トイレで、トイレットペーパーも流すことができます。
街中に無料の公衆トイレはないため、レストランや博物館、美術館などを訪れた際に済ませておくようにしましょう。
筆者が実際に訪れた際の旅行コースや観光地の所要時間、観光のポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ポルトガル

治安
筆者はリスボン、ポルト、シントラ、コインブラを旅しましたが、いずれも治安が良いと感じました。
旅行中に危険な気配を感じることは全くありませんでした。
リスボンからシントラに向かう電車の中がかなり混雑しており、スリに警戒していましたが、全くの杞憂でした。
むしろ電車を降りる際に、リュックの紐が引っかかっていたところ、現地の人に助けてもらえました。
食事中にスマートフォンや財布をテーブルの上に置かない、貴重品はセキュリティポーチに入れて肌身離さず持ち歩く、物乞いに話しかけられても無視する、極力夜道を歩かないなどの対策をしていれば、危険な思いをすることはないでしょう。


人柄
ポルトガルのホテルのスタッフや店員、ウェイターは陽気で人当たりの良い人が多いです。
英語がそれほど堪能ではないためか、雑談を持ちかけられる機会は少ないですが、基本的に皆さん愛想が良く親切です。
リスボンで通りすがりのおばさまに、ジェスチャーでショルダーバッグをもっと高い位置で持つように伝えられたことは印象に残っています。
また、たまたまかもしれませんが、日本に良いイメージを持っている人に何度か出会いました。
ポルトのボリャン市場のシーフード屋台で日本人であることを伝えたら、おまけでいくつかサービスしてくれたのは良い思い出です。
地元の人向けのレストランなどでは、英語が通じないこともありますが、Google翻訳とジェスチャーなどで何とかなるので、言語面はそれほど心配する必要はないと思います。
観光地
ポルトガルはイギリスと比べると、派手な観光地は少ないかもしれません。
しかし、趣のある街並みをトラムに乗って散策するなど、ポルトガルならではののんびりとした雰囲気を満喫できるのでおすすめです。
特に、初めてのヨーロッパ旅行でポルトガルを訪れると、ヨーロッパの建物やカトリック教会の一般的なデザインや構造について、ある程度の基礎知識を得ることができます。
その上で、2カ国目以降の旅行先としてイギリス、イタリア、スペイン、フランスなどを訪れると、これらの国の建造物や教会が、莫大な資金と労力をかけて造られており、ヨーロッパの一般的なものとはいかに異なるか、その「違い」をより深く感じられると思います。
私自身、海外旅行の魅力の一つは、こうした「違い」を発見することだと考えています。
2カ国目以降のヨーロッパ旅行の体験をより豊かなものにするために、1カ国目にポルトガルを選ぶのは非常におすすめです。
ちなみに、私は初めてのヨーロッパ旅行でイタリアを訪れたのですが、目に映るもの全てが新鮮で印象的で、情報量が多すぎて脳の処理が追いつかず、疲れてしまうような経験をしました。
その経験からも、1カ国目にポルトガルを選ぶことはかなりおすすめできます。
またポルトガルでは、シントラのペーナ宮殿や、各地の教会を彩るアズレージョ(装飾タイル)など、他では見られないユニークな観光スポットも楽しめます。
グルメ
ポルトガル料理は総じて美味しいです。
シーフード料理が豊富で、重い食事が苦手な方も安心して食事が楽しめると思います。
また、価格もヨーロッパの中では比較的お手頃なところも魅力です。

物価
ポルトガルの物価は、ヨーロッパの中では比較的安いです。
参考までに、筆者がポルトガルに8泊9日で訪れた際の費用をもとに計算した、ポルトガル1日あたりの旅費は以下の通りです。
項目 | 1日あたりの費用 |
---|---|
観光 | 18.75ユーロ/一人あたり |
食事 | 45.5ユーロ/一人あたり |
宿泊 | 78.75ユーロ/1泊2名1室 |
1日あたりの費用合計 | 143ユーロ |
2025年3月現在のユーロ円のレートは1ユーロ=約160円なので、143ユーロ=22,880円となります。
つまり、1日あたり約2万9千円ほど必要です。

直行便
残念ながら、直行便は就航していません。
少なくとも1回の乗り継ぎが必要で、所要時間は乗り継ぎ時間を含めて16時間以上かかります。
交通インフラ
筆者はリスボン、ポルト、シントラ、コインブラを旅しましたが、都市間の移動は長距離バスや鉄道を利用し、レンタカーなしで問題なく移動することができました。
Googleマップなどで簡単に経路検索もできます。
ただし、日本と異なり、ストライキにより運行が停止したり、間引き運転が行われたりすることがあります。
旅行中は最新情報を取得するように努めましょう。
リスボン市内はトラムも利用できますが、坂道が非常に多いので、その点だけ注意しておきましょう。
トイレ事情
水洗トイレで、トイレットペーパーも流すことができます。
街中に無料の公衆トイレはないため、レストランや博物館、美術館などを訪れた際に済ませておくようにしましょう。
筆者が実際に訪れた際の旅行コースや観光地の所要時間、観光のポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
トルコ

治安
イスラム過激派組織の影響などから、イスラム教国に対して不安や危険を感じる方もいるかもしれません。しかし、それは一面的な見方に過ぎず、トルコは概して治安が良い国です。
筆者はイスタンブール、カッパドキアを旅しましたが、いずれも治安が良いと感じました。
食事中にスマートフォンや財布をテーブルの上に置かない、貴重品はセキュリティポーチに入れて肌身離さず持ち歩く、物乞いに話しかけられても無視する、極力夜道を歩かないなどの対策をしていれば、危険な思いをすることはないでしょう。


人柄
トルコのホテルのスタッフや店員、ウェイターは陽気で人当たりの良い人が多いです。
また日本に好印象を持っている人も多く、日本人だと分かると片言の日本語で話しかけてくることもありました。
地元の人向けのレストランなどでは、英語が通じないこともありますが、Google翻訳とジェスチャーなどで何とかなるので、言語面はそれほど心配する必要はないと思います。
観光地
ヨーロッパとアジアの境界に位置するイスタンブールは、東西の文化が融合してきた歴史を持ちます。
さらに、イスラム以前はキリスト教国の東ローマ帝国の首都であったことから、アヤソフィアに代表されるように、キリスト教とイスラム教の両方の歴史が織りなす、ここでしか見られないユニークな観光地が多くあります。
また、カッパドキアの奇岩群は、ここでしか見られない絶景です。
特に早朝のバルーンツアーは、一生のうちに一度は体験してほしいほどおすすめです。
さらに、街の至る所に人懐こい猫たちがいるので、猫好きにはたまらない国と言えるでしょう。
グルメ
トルコ料理は本当に美味しいです。
個人的に、ご飯が美味しい国を3つ挙げるとすれば、間違いなくトルコが入ります。
それくらい美味しいです。
また、地元の人向けのレストランなどは、価格も手頃でありがたいです。

物価
トルコの物価は、日本とほぼ変わらないくらいです。
しかし、観光スポットの入場料は高めに設定されています。
さらに、カッパドキアの気球ツアーは高額なため、カッパドキアを訪れる場合は観光費用が高くなる可能性があります。
一方で、カッパドキアを訪れずイスタンブールのみに旅行先を絞る場合、1日あたりの観光費用は以下のまとめの約半額程度に抑えられると思います。
筆者がトルコを9日間訪れた際の費用をもとに計算した、トルコ1日あたりの旅費は以下の通りです。
項目 | 1日あたりの費用 |
---|---|
観光 | 2,392トルコリラ/一人あたり |
食事 | 521トルコリラ/一人あたり |
宿泊 | 1,551トルコリラ/1泊2名1室 |
1日あたりの費用合計 | 4,464トルコリラ |
2025年3月現在のトルコリラ円のレートは1トルコリラ=約4円なので、4,464トルコリラ=17,856円となります。
つまり、1日あたり約1万8千円ほど必要です。
より詳しい費用については、以下の記事をご覧ください。


直行便
羽田空港からイスタンブール空港まで直行便が運航しています。
フライト時間は約14時間です。
交通インフラ
イスタンブール市内はトラムやフェリーでの移動が可能です。
イスタンブール空港から市内へはバスで移動できるため、レンタカーなしでも観光を楽しめます。
Googleマップなどで簡単に経路検索もできます。
ただし、日本と異なりストライキによる運休や間引き運転が行われることがあるため、旅行中は最新情報を確認するようにしましょう。
筆者はカッパドキアではレンタカーを借りて渓谷や奇岩巡りをしましたが、海外での運転に抵抗がある場合は、現地のツアーを利用すれば目的の場所へ行くことができるでしょう。
エルキレット国際空港からカッパドキアへはシャトルバスサービスを利用して移動できます。
一点、注意点として、エルキレット空港はオンラインチェックインをしていても出国ゲートで紙の搭乗券の提示を求められるなど、手続きがスムーズにいかない場合があります。
エルキレット空港から出発する場合は、事前に必ず空港で紙の搭乗券を発行しておきましょう。
トイレ事情
水洗トイレで、トイレットペーパーも流すことができます。
街中に無料の公衆トイレはないため、レストランや博物館、美術館などを訪れた際に済ませておくようにしましょう。
筆者が実際に訪れた際の旅行コースや観光地の所要時間、観光のポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ:初めてのヨーロッパ旅行にオススメの国
以上が、初めてのヨーロッパ旅行におすすめ3か国についてでした。
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