【レンタカーでアイスランド一周】レンタカーを探そう!おすすめのレンタカー会社から必要な保険、車種について解説【ルーフトップテント付き四駆、キャンピングカー】

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先日アイスランドをレンタカーで一周してきました。
夏はホテル料金が特に高額なので、節約もかねてルーフトップテント付きのSUVを借りることにしました。
結果的にレンタカーを利用することで自由に観光でき、また景色の良いキャンプ場でキャンプすることができたので、とても思い出深い旅行になりました。

ただ、海外旅行でレンタカーを借りるのは多少なりとも不安ですし、できるだけ評判が良く手頃な価格のレンタカー会社を選びたいというのが、旅行者の気持ちですよね。
筆者も、自分の条件にあう良いレンタカー会社を探すのにかなり時間をかけました。

この記事では、筆者がアイスランドのレンタカー会社を選ぶ際に重視したことや、実際に借りたレンタカー評価などを中心に、アイスランドでレンタカーを借りるコツをお伝えしていきます。

目次

レンタカー探しで重視したこと

キャンピングカー-イラスト

オートマ車であること

筆者はオートマ限定の免許しか持っていないので、マニュアル車を運転することはできません。
未だにマニュアル車がある程度一般的なヨーロッパでは、レンタルできるオートマ車の台数も日本と比べると少ないです。

夏のハイシーズンには、事前に予約しておかないとオートマ車が借りれない…ということもありえるので、オートマ限定の方は早めに車両を予約しましょう。

4×4(四輪駆動)であること

アイスランドの内陸部であるハイランド地方やFロードと呼ばれる未舗装道路へ行く場合は、4×4(四輪駆動)が必須。
アイスランドを一周しているリングロードと言われる1号線だけを走るのであれば4×4は必要ありませんが、ハイランド地方に行かなくても1号線から外れると未舗装道路がままあるので、4×4を選択しておいた方が無難です。

保険がしっかりしていること、追加費用があまりかからないこと

アイスランドを車で一周すると、東部地域などでは未舗装道路を通ることになります。
すると、一般道を走るのに比べると飛び石などにより車が傷ついたりする可能性が高くなります
普段は余分な保険は入らない主義ですが、アイスランドに限っては、飛び石などに関する保険付きの値段でなるべく安いレンタカー会社を探すことになりました。

実際未舗装の砂利道を走っていた際、前方車両が後ろに飛ばした石が車体にガツンと当たり、本当に保険に入っておいて良かった。。。と感じました。

飛び石は避けようがないので、飛び石に備えた保険に加入しておくことを強くオススメします。

またアイスランドは風がとても強く、駐車場でドアを開いた際に、隣の車にドアが風にもっていかれて当たる可能性があります。
自分は気を付けていても、自分がドアをぶつけられる可能性もあるので保険の加入を検討しましょう。

自車両損害補償(CDW)はレンタカーを契約した時点で含まれているはずの一般的な保険で、その他に追加で入っておくと良い保険は以下の通りです。

  • GP (砂利による損害補償)
  • SAAP/SADW (砂および灰による損害補償)
  • SCDW (スーパー衝突損害免除)
    • 砂嵐による損傷、風によるドアの損傷が保証されているとより良いです

アイスランドはかなり治安が良いため、盗難補償(TP)をわざわざつける必要はないそうです。

ルーフトップテント付きの車であること

アイスランドのホテルは、他のヨーロッパ諸国に比べてとても高いです。
比較的天候が良いハイシーズンの夏場には、一般的なヨーロッパのホテル価格の大体1.5~2倍くらいするイメージです。
あまりにもホテル代が高いので、筆者はキャンプ場泊することにしました。
(ちなみにキャンプ場以外で、キャンプをしたり車中泊をすることはアイスランドの法律で禁止されており、罰金刑になるので絶対にしてはいけません。)

そこで問題になるのが、テントの設営です。
筆者はあまりキャンプ経験がなく、テントを毎晩設営し、毎朝撤収するのに手間取るのは想像に難くない…
また、アイスランドは夏でも晴天率が高くなく、雨が降る可能性もあるので、自分でテントを張る必要がないルーフトップテント付きの車を選択しました。
結果的に快適に毎日就寝することができ大満足でした。

アイスランドでは、キャンプしながら自然を満喫する旅行スタイルが多いので、キャンパーバンやキャンピングカーなども豊富な種類があります。
筆者は2人で旅行したので、キャンパーバンやキャンピングカーだと割高になってしまう…ということでルーフトップテント付のSUVをレンタルすることにしましたが、家族連れなど大人数で旅行する場合はバンやキャンピングカーも良いと思います。

アイスランドは走っている車の数も多くなく、一部の未舗装道路を除けば非常に走りやすい道路なので、大型の車でもそこまで運転は大変ではないと思います。
ただ駐車場については、特にハイシーズンは両隣に車がいるスペースに停めることがほぼ必須になってくるので、駐車に自信がない場合はキャンピングカーなどは避けた方が良いかもしれません。

レンタカー会社の営業時間

飛行機の到着・出発時間が日中であればそこまで神経質になることはありませんが、レイキャビク空港に到着してすぐにレンタカーで出発したい場合は、レンタカー屋の営業時間に注意する必要があります。

ありがたいことにアイスランド、特にレイキャビク空港近辺のレンタカー会社は24時間営業の場合が多いです。
自分の飛行機到着時間が深夜の場合などは、営業時間も念のためチェックしておくといいでしょう。

このレンタカー屋は大丈夫なの?と思ったら口コミを参考にしよう

アイスランドで車を長期レンタルをすると、思った以上に高額になります。
そのため、悪質な会社でレンタルしたくないですよね。

悪質な会社を避けるためには、まずはGoogle Mapsの口コミを徹底的に調べましょう。
結局この口コミが基準になります。
レビュー点数の分布と、良い口コミと悪い口コミどちらも見て、問題なさそうなレンタカー会社を探しましょう。

ある程度目星をつけたら、英語でレンタカー会社の名前を検索します。
良くない会社の場合は、ブログや旅行用掲示板サイトなどでトラブルについて書かれたものを見ることができるので、悪評が無いもしくは少ない会社を探していきます。

ヨーロッパではレンタカーはクーリングオフの対象外で返金するなどのお金の問題になった時には非常に面倒なので、ヤバそうなレンタカー会社とは契約しないというのが大事です。

実際に借りたレンタカー屋『icepol』

筆者はアイスランドに旅行者が最も多いと言われるハイシーズンの8月上旬に車をレンタルしました。
アイスランドに行くと決めたのは、出発の1ヶ月ほど前だったので、選択肢は豊富という訳ではありませんでした…

そんな中で、上記の条件をクリアしており、安かったのが『icepol』というレンタカー会社でした。
ここは車両保険は標準でついているので、余計な追加料金が取られることもなく名良会計という点がとても好感が持てました。

レンタルした車の詳細

  • 値段6泊7日で189,000 ISK(=約199,200円)
  • 車種…KGモビリティ(韓国の旧・サンヨン自動車)のSUV、ガソリン
  • 装備、備品
    • ルーフトップテント
    • 調理器具:フライパン、鍋、皿、カップ、カトラリー、ガスコンロなど
    • 寝具:ルーフテントで眠るための枕、寝袋
    • 折り畳み式の机1つと、椅子4脚
    • 5 リットルの水タンク アイスランドの水道水は非常に綺麗なので、キャンプ場で適宜補充し、飲料水や調理の際に使います。
    • ガソリンスタンドで割引に使えるチップ
    • Wifiルーター

icepolを利用してみた感想

良かった点

  • レイキャビク空港までの送迎が無料なので楽ちん
    筆者は23時レイキャビク空港着の便で到着したので、このサービスは非常に助かりました。
    レイキャビク空港付近のレンタカー会社の多くも同じように、空港に迎えに来てくれたり、返却後に空港に送ってくれるサービスを行っています。
  • 綺麗で清潔な車で安心
    色々なレンタカー会社の口コミを読んでいると、車のメンテナンスがテキトーな会社もあるようです。
    その点、icepolはかなり綺麗な車で、タイヤなども問題なく、アイスランドを一周することができました。
  • 保険料込みの名良会計で、あとからの請求もなし
    icepolの一番良かったところは、すべての車にGP (砂利による損害補償)やSAAP/SADW (砂および灰による損害補償)、SCDW (スーパー衝突損害免除)といった保証があらかじめ付いていることです。
    レンタカー会社にありがちな『現地で保険を付けるかどうかでもめる』とか『返却時に言いがかりをいわれて、修理費用を請求される』といったトラブルをあらかじめ回避できるのは、精神的に安心です。
  • 車返却時のチェックもなし
    保険でカバーできるからなのか、返却時は車のキーを返却するだけで特に車の状態のチェックもありませんでした。
    ※もちろん万が一傷つけてしまった場合は自己申告しましょう。
  • Wifiルーターやガソリンスタンド割引カードなどが便利
    サービスでWifiルーターが付いており、車内のナビや調べものはデータ容量を気にせず旅行できたので、とても良かったです。
    また、1リッターで290~330ISK(=約305~348円)と日本に比べるとガソリン代が高いアイスランドで、数%ですが割引されるカードが使えたのは助かりました。

悪かった点

  • メールの返信が遅い
    このレンタカー会社のほぼ唯一の問題点は、メールの返信がめちゃめちゃ遅いという点です…
    オートマ車の在庫について問い合わせたのですが、3日ほど返信が来ず、追加でメールを送っったところやっと返信が来ました。
    ちなみにその返信メールもビジネスメールとは思えないテキトーな文章…
    そんなことがあったため、ちゃんと車をレンタルすることができるか不安だったのですが、実際に対応してくれた従業員のかたはとても丁寧で、きちんとこちらの要望通りの車を提供してくれました。
  • 車種によっては4×4の燃費は非常に悪い
    これは筆者の確認不足ですが、今回借りた韓国メーカーのSUVは非常に燃費が悪く、旅行中1日に2回も給油する必要があることもしばしばありました。
    そもそものアイスランドの燃料価格も非常に高いので、車種を選ぶ際は燃費もチェックしましょう
  • USBポートの数が足りない
    こちらも筆者の確認不足ですが、車内にUSBポートが一つしかなく、スマホの充電に少し難儀しました。
    事前にレンタカー会社にUSBポートの数を聞いておいたり、必要であればUSBの差し込み口を増やせるガジェットを持っていきましょう。
    特にキャンプ泊の場合はホテルと違って就寝中に枕元で充電、なんてことができないので基本的に車での移動中にスマホを充電する必要があります
    なので少なくとも1度に2台はスマホなどが充電できるよう、事前に確認・準備しておくことをお勧めします。

その他おすすめのレンタカー屋

Rent.is

レイキャビク空港付近で、キャンパーバンやキャンピングカー、ルーフトップテント付き4×4などを借りるのであれば、ここが大手です。

筆者が予約した『icepol』でオートマ車が借りれないかも…となった際に仮予約したのですが、サイトや返信もしっかりしているし、キャンセルなども簡単にできたので、海外のレンタカー屋としてはかなりしっかりした会社で安心です。
車両保険などを付けると値段は上がりますが、『安心感を買う』と思えば許容できる程度の値段です。

Rent.isでは、Jeepのルーフトップテント付き四輪駆動(オートマ車)がレンタルできるので、車種という点でもオススメです。
Jeepに乗ってアイスランド一周も憧れますね!

実際にアイスランドをレンタカーで一周した感想

アイスランドを一周してみると、多くの観光客が訪れるゴールデンサークルはアイスランドの自然のほんの一部で、南部の街ヴィークを超えてさらに東に進んでいくと、まるで異世界のような神秘的な光景が広がり、東端に行くとたくさんのパフィンに出会えたりして、本当に様々な自然を体感することができます。

正直ゴールデンサークルのツアーに参加するためだけにアイスランドまで来るのはもったいないと感じるほど、アイスランドにはレンタカーでしか行けない魅力的なスポットがたくさんあります。

海外で運転することに抵抗がない方は、是非レンタカーでアイスランドを一周することをオススメします!

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Lonely Planetについては以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある方は読んでみて下さい。

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